体臭・口臭の原因はどこ?

 史上初の10連休でしたが、農作業であっという間に終わってしまいました。
「渋滞に巻き込まれるよりマシだ」と自分を慰めています(悲しいかな)。

 さて、現実に戻りましょう。何事にも徹底的に反応する日本人は、今、匂い(臭い)
に湧いています。臭い市場は大盛況で、生理的で健康的な匂いさえもビジネスチャンス
になっています。異常ともいえるブームは病的だと思うのですが。

 もっとも私ら薬局薬剤師が対象にするべきなのは、病的な臭い(体臭・口臭)で、
ビジネスとは無縁です。ただ、このブームで自己臭症(ほとんど無臭なのに、自分
では臭いがあると思いこんでしまう一種の神経症)が増加するような嫌な予感が
します。

 病的な臭いは、まず口の中で発生します。歯周病・虫歯・口内の不衛生・一部の食物
・など。そして、消化器である胃腸の状態、解毒の肝臓、排泄の腎臓や大腸、などに
問題があっても発生します。

 例えば、口臭の場合は肺ー大腸ー肝臓ルートが大いに関係しますし、体臭なら大腸ー
肝臓ルートや大腸ー腎臓ルートが問題となるでしょう。なお、このルートは解剖学と
東洋医学的視点を交えて考案したものです。

 ですので臭い対策としては、口に始まり、胃腸機能、腸内環境、肝臓や腎臓の状態を
チェックして、それぞれに対応した方法を選択することになるのです。場合によっては
専門医に紹介することもあります。

 一般的には、まずは葉緑素製剤を使用することが多いでしょう。体臭研究の第一人者
である五味常明先生も、葉緑素製剤の効果を認めてますので、ファーストチョイスで
使用する方がいいと思います。

 また自己臭症に対しては、心理療法がいいでしょう。私なら、マインドフルネスや
森田療法を中心に進めることになります。必要なら漢方薬も使用しますが、絶対条件
ではありません。

 加熱する臭いブームですけど、冷静に対処したいものです。


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  薬剤師・心理カウンセラー  廣橋 義和

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