脂肪肝と動脈硬化

 新型コロナウィルスの影響は大きく、例えばスポーツクラブなどで運動して
いた人では、運動習慣そのものがなくなったりしています。目的は、ストレス
緩和であったり、ダイエットであったり、体力アップだったり、人それぞれ
でしょう。ただ、運動習慣がなくなったために、二次的な問題が表面化して
きます。

 その一つ、運動不足による体脂肪・内臓脂肪の増加があげられます。それは
肥満・メタボリックシンドローム・脂肪肝などの形で現れ、ミクロレベルでは
炎症性サイトカインを放出して、生活習慣病はじめ、アレルギー疾患・自己
免疫性疾患・がん・精神疾患など多数の病気につながるのです。

 その中でも今後増加が心配される脂肪肝は、普段アルコールを飲まない人や
生活習慣病のリスクが低いと思われる若い世代や女性にも認められています。
健康診断で、肝臓の数値だけが悪い場合は、アルコール・病気の治療薬・サプリ
メントなどの摂取がなければ、脂肪肝を一度疑ってみる必要があります。

 脂肪の蓄積だけなら脂肪肝に大きなリスクはありませんが、肝臓の数値が
悪化していれば脂肪肝炎(非アルコール性なのでNASHといいます)と
なり、将来の肝硬変・肝臓がんが心配されます。もっとも、脂肪の蓄積だけ
にはとどまりませんので、脂肪肝が見つかった時点で対策が必要です。

 さらに脂肪肝には問題があります。米国では、脂肪肝/脂肪肝炎の人は
肝臓がんで死亡するよりも心血管疾患で死亡する人数が多いとの報告も
あり(Angulo P, et al. Gastroenterology. 2015 Aug;149:389-397. )、動脈硬化
が進行しやすい点でも注意が必要です。

 今、毎日のように体温をチェックしている人も多いと思いますが、体重
もチェックすることで、体脂肪・内臓脂肪の増減が把握しやすくなります。
岡江久美子さんを襲ったのも炎症性サイトカインですが、急激に大量の
サイトカインによるものです。脂肪肝および動脈硬化の場合は、少量でも
慢性に炎症が体内のあちこちで発生して、臓器を傷害します。

 慢性炎症の重要な発生源として、体脂肪・内臓脂肪が注目されているの
です。スポーツクラブでの運動ができなくても、とにかく身体を動かす
ようにしたいものです。


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