脳の血管は活性酸素に弱い

 先日、私が尊敬しお世話になっている皮膚科医の上出良一先生の開催する
「アトピーカフェ」に参加しました。以前は都内にあるクリニックで行われて
いたのが、コロナ禍によりWebになったため私のように遠方でも参加できる
のは嬉しいことです。

 アトピーカフェでは、アトピー性皮膚炎の患者さん+αの参加者に対し、
上出先生が最新で正しい情報を解説し、参加者の疑問や質問に答えるという
形式で、気楽な雰囲気が漂っていました。

 いくつかの点を参考に、私もカフェ風のサロンにチャレンジしてみようと
思います。善は急げ! 日時は2月13日(土)午前10:00~10:30です。
テーマは未定。詳細も後日に。

 さて、活性酸素(酸化ストレス)は、全身に悪影響を及ぼすことが知られ、
血管では動脈硬化をすすめます。今回のコロナ禍でも、全身の臓器に起きて
いる炎症反応も酸化ストレスですし、後遺症に関わるとされる微小血栓も
酸化ストレスによる影響が考えられます。

 そして、全身の血管の中でも特に脳血管は酸化ストレスに弱いとわかって
います(Frank M. Faraci 2006)。また、動脈硬化のリスクとされる加齢、
高血圧、糖尿病、高ホモシステイン血症、肥満、アルツハイマー病、喫煙、
アルコール、なども酸化ストレスを生じ、これらは悪循環を形成しています。

 爆笑問題の田中さんが2週間ほど前に中脳動脈解離で緊急入院しました。
彼は半年前に新型コロナウィルスに感染しており、今回の緊急入院と無関係
ではないかもしれません。彼と同年代の私も、リスクを自覚する必要があり
ますね。

 酸化ストレスをゼロにする必要はありませんし、そもそも不可能ですが、
リスクが少ない方なら生活習慣の修正で十分かと思います。なるべく新鮮な
食品を摂取し、質の良い睡眠をとることが、脳を酸化ストレスから守る基本
ではないでしょうか。

 その上で、ビタミンCやEといった抗酸化ビタミンなどをプラスすれば
いいと思います。天然物由来の製品は、ほぼ抗酸化作用がありますので、
漢方薬もそうですが、酸化ストレス対策になります。

 もちろん、リスクの高い人はもっと積極的な動脈硬化・血栓対策をして、
心臓を心筋梗塞から脳を脳卒中から守る必要があります。先ほどの田中さん
ではないですが血管の病気は、「ある日、突然に」やってくるのですから。


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