Howを提供する相談

 いろいろな要因が重なってのことですが、薬業界では一部
薬剤の供給が滞っています。当初はジェネリック医薬品を
中心としたものでしたが、徐々に品目が拡大し、とうとう
一般用医薬品や漢方薬エキス剤にまで影響が及んでいます。

 薬局や薬剤師は、薬を介した業務が中心ですから、薬が
無ければ手も足も出ないという困った状況が続いています。
ドラッグストアのような多売で利益を確保する業態は、
苦しいだろうなと想像しています。

 当薬局でも一部の医薬品は欠品になっており、対応に
悩んでいるものもありますが、10年以上前から取り組んで
きた、少ない薬で効率よく改善を目指すスタイルで現状を
乗り越えようと考えています。

 少ない薬で改善を目指すスタイルとは、薬の販売よりも
治り方を提供するということです。治り方を提供すれば
薬を減らすことも可能になるし、再発防止策にもつながる
と考えています。

 これには、私が日本心療内科学会で学んだ自律訓練法や
認知行動療法などがベースになっていますが、食事や
生活リズムであったり、姿勢や呼吸法であったり、ヨガや
ストレッチだったり、円滑なコミュニケーションだったりと
非常に多岐にわたります。

 先週参加した整形内科学研究会、先々週参加した時間生物
学会、どちらも薬以外のアプローチ法のヒントがありました。
それを目の前の相談者にアレンジして、どうやったら治るか
(how)を伝えるのが医療者の役目だと考えています。

 「ストレスを減らしましょう」は、よく聞くフレーズです。
でも「こうやってストレスを減らすんですよ」とアドバイス
してもらったことはほとんどないでしょう。逆に、ストレスの
ない人生なんて存在しない、と思っているのでは?

 だから、現実的で実行可能な提案でなければなりません。
そのための試行錯誤の毎日です。いろいろとアイデアを
ひねりながら、この人に、あの人に、と頭を使っています。


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 長岡の相談薬局・ひろはし薬局  TEL (0258)37-7551
     薬剤師・心理カウンセラー(公認心理師)  廣橋 義和

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