片頭痛と化学物質過敏症

 片頭痛で悩む人は、国内で800万人~900万人とされます。
軽い人なら少し休む程度で済むのでしょうが、重い人だと片頭痛の
治療薬を使用しても改善しない場合もあるようです。

 薬が効きにくい人の中には、私用するタイミングが悪いケースが
あるかもしれませんので、処方医なり薬剤師なりに確認してみて
ください。
また、痛み止めの使い過ぎによる頭痛が現れているかもしれない
ので、その辺りも確認するとよいでしょう。

 以前、「片頭痛には脳過敏症候群の側面もある」ということを
聞いたことがあります。講演会だったか、健康番組だったか、記憶
は定かでありませんが、何かのきっかけでスイッチが入ると片頭痛
へと流れていくようです。

 脳の過敏性を裏付けるように、1年前に独協医大の鈴木らが、
片頭痛患者の2割に化学物質過敏症が認められたと報告しました。
(Exploring the contributing factors to multiple
 chemical sensitivity in patients with migraine
)

 化学物質過敏症を持つ片頭痛患者さんは、化学物質による臭い
などの刺激が、片頭痛発作のきっかけになっているのでしょう。
そのつらさは想像することしかできませんが、常に不安や恐怖と
一緒なのだろうと思います。

 時々、化学物質過敏症の相談を受けることがあります。
現れる症状と東洋医学的な体質により漢方薬を選択しますが、
効果があるケースと無いケースと、どちらもあります。

 ただ、効果があるケースでは、来局の際のいろんな話が
カウンセリング効果を発揮して、改善に結びついている印象を
受けています。

 片頭痛も化学物質過敏症も、心身症の側面がありますので、
グチをこぼすだけでもストレス発散に役立っているのでしょう。
もちろん、心の専門家として、心理療法の要素を入れたりして
いますが。。。

 比較的、私が好んで紹介しているのは、マインドフルネスや
自律訓練法です。8~9回のカリキュラムですけど、終了する
頃には、自然と過敏状態が緩和されてることも経験します。

 正しく実践するには、コツを身につけるため、指導者から
直接教わるのが一番かと思います。
当薬局でも多くの卒業生がおり満足度も高いので、希望される
方は、是非お声掛けください。


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     薬剤師・心理カウンセラー(公認心理師)  廣橋 義和

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