目の痒みには漢方薬を

 我が家は、ようやく梅が満開になりました。ほんのりと
ピンク色なので、桜と勘違いされる方もいます。
鉢植えのレンギョウも咲き、私は春を堪能しています。

 しかし、今年の花粉には、皆さん苦しんでいるようです。
特に目の痒みは、なかなか辛いものがあり「目玉を取り
出して洗いたい!」という感覚になるようです。

 花粉症などのアレルギー反応で、その中心となるのは
ヒスタミンという体内物質です。このヒスタミンの反応を
抑えるのが抗ヒスタミン薬で、くしゃみ・鼻水などは抗
ヒスタミン薬の使用で基本的には抑えることができます。

 ただ、アレルギー反応に関わる体内物質は、ヒスタミン
以外にもあり、ロイコトリエンやブラジキニンなども
アレルギー症状を起こすのです。

 そして残念なことに抗ヒスタミン薬は、ロイコトリエンや
ブラジキニンによるアレルギー症状には無効なのです。
医療機関ではアレルギー反応を強力に抑えるステロイドが
使用されたりしますが、薬局では一部の点鼻薬が使える
のみです。

 目の痒みも抗ヒスタミン薬がほとんど効かないため、
ヒスタミン以外の体内物質が関与しているのでしょう。
ステロイドは薬局では使用しないため、漢方薬で対応
することになります。

 山梔子や石膏などの清熱薬で、目の炎症を鎮めるという
イメージです。幾種類もある漢方薬の中から、体質を考慮
して、一人一人に合った漢方薬を探し出します。
ピッタリの漢方薬なら、驚くほどの効果が期待できます。

 目の痒みで苦しんでいる人には、漢方薬という選択肢も
教えてあげると喜ばれるのではないでしょうか。
その際は、是非とも漢方薬に詳しい専門家を紹介ください。


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