ひろはし薬局の癒しの漢方相談

漢方相談で『癒す』ということ

 当薬局に頂いたアンケート結果を読んで気づいたことがあります。
「漢方に詳しい専門家に相談して良かった」という意見は当然として、
「毎回の相談で前向きになれた」「カウンセリングに救われた」など
当初の相談目的とは別のメンタル面への満足度に対する意見が多いの
です。

 もともと漢方相談には、心身医療的な側面があります。さらに私は
《公認心理師》という心理に関する専門資格があることで、知らず
知らずのうちに相談自体が、心理面接・カウンセリングのスタイルに
なっているようです。
このスタイルが、メンタル面での満足度を高め、相談者を「癒し」て
いるようなのです。


『心療漢方』スタイルの確立へ

 「漢方相談」で病気は治っても病人は癒えていない、ということが
現実にはあります。漢方相談の実力とは別次元の何かが満足度に影響を
及ぼしていると考えられ、ワトキンスは『治療的自己』と呼びました。
漢方薬が効く・効かないは漢方相談の実力と大いに関係します。でも、
相談者が良かったと思える満足すなわち「真の回復」に至るには実力
以外に治療者の治療的自己も必要と言えます。
(ジョン・G・ワトキンス著・日本心療内科学会訳「治療的自己」
株式会社アドスリー)

 以上のことを踏まえて、病気だけでなく病人までをも癒す漢方相談
『心療漢方相談』を掲げました。
ひろはし薬局の『心療漢方相談』を構成する3要素
1)病気を治す漢方相談の実力
  30年に及ぶ臨床経験と新潟薬科大学臨床教授&三考塾講師と
  しての実績で、7~8割の効果をあげています。
2)病人を癒す治療的自己
  常に自身の相談を振り返り客観的に見つめ、時には第三者から
  アドバイスを受けて治療的自己の成長に努めています。
  また、日本心療内科学会・治療的自己研究会に参加し、多角的に
  治療的自己を研鑽中。
3)相談者の回復力を引き出す心療的・カウンセリング的な会話
  公認心理師として認知行動療法・マインドフルネス・自律訓練法・
  交流分析・森田療法・家族療法など多数の心理療法を、相談の
  随所に交えた会話で、ストレスへの対応が上手くなります。


『心療漢方相談』の特徴

 通常の漢方相談と同じように、機能的疾患(なんとなく不調、検査を
しても異常が見つからない、ホルモンバランスの崩れ、自律神経の乱れ、
など)に有効です。特に機能性疾患の中でも、発症や維持に心理的・
社会的な問題(いわゆるストレス)が関係する病気・症状に、大きな
効果を発揮します。

 私は「具合が良くなったら漢方薬も積極的に減らす方がよい」と考え
ます。このような場合、マインドフルネスや自律訓練法など、心身医療の
専門家が使用するテクニックを伝えることで、スムーズに漢方薬の減薬に
つながることを多く経験しています。このようなスキルを身につけた方は
再発もほとんどありません。

心療漢方相談の例
 ◇過敏性腸症候群が漢方薬と自律訓練法の組み合わせで完治したケース
 ◇慢性不眠症に認知行動療法を組み合わせて睡眠薬から卒業したケース
 ◇極度の緊張症を自律訓練法だけで克服したケース
 ◇癌の相談に漢方薬とサイコオンコロジーを使用したケース
 ◇うつ病が漢方薬と交流分析で改善したケース
 ◇不安症・パニック発作に漢方薬とマインドフルネスが奏功したケース
 などなど