2 免疫・アレルギーの病気やがんと漢方

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《自己免疫疾患・膠原病》
   エリテマトーデス・シェーグレン症候群・ベーチェット病・皮膚筋炎・
   クローン病・潰瘍性大腸炎、など
 慢性に経過する自己免疫疾患には、かなり頑固な〈瘀血〉が認められます。
 また、深部に〈冷え〉が隠れていると、漢方薬への反応が悪くなることも
 あります。体質に合わせた漢方薬で症状の解消を図りつつ、「駆瘀血剤」
 「温裏剤」を組み合わせて症状改善を進めます。

《アレルギー》
   花粉症・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・気管支喘息、など
 五臓の〈肺〉や〈脾〉にトラブルの中心があります。
 〈肺〉が冷えているケースには「乾姜」「生姜」が配されている漢方薬を、
 熱がある場合は「石膏」「黄連」などの配されている漢方薬を使用します。
 また、〈水滞(水毒)〉を認める場合は、「茯苓」「朮」などの「利水薬」を、
 乾燥ぎみの〈陰虚〉には、「麦門冬」「地黄」などの配されている漢方薬を
 用います。生活習慣の見直しで、漢方薬を卒業できる人もいます。

《がん・悪性腫瘍》
   胃がん・大腸がん・肝臓がん・膵臓がん・肺がん・皮膚がん・
   乳がん・子宮がん・卵巣がん・前立腺がん・白血病・リンパ腫、など
 〈扶正・祛邪〉の大原則に従い漢方薬を用いると、体調も安定することが
 多いです。体調が安定すると、手術・放射線・抗がん剤などの治療も
 スムーズに進み、結果としてがん治療の効果も高まります。
 〈扶正〉により気力や体力が増すと、抗がん性の免疫細胞が活性化し、
 がん細胞を攻撃〈祛邪〉するので、がんが消えたり長期延命が得られます。