摂食障害・トラウマ・PTSD

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《摂食障害》
   拒食症、神経性やせ症、過食症
 摂食障害の心理療法は、〈対人関係療法〉〈再養育療法〉
 〈家族療法〉などが
効果的と報告されてます。
 いずれも大切な人との心理的距離感を適度にして、
 自己表現を身につける方法と言えます。
 必要な時間はケースバイケースですが、家庭の雰囲気が
 温かいものに
変わるに連れて、回復していくものです。
 摂食障害の本質は「食べられない病気・痩せる病気」では
 ないので、
「もっと食べて・・・」 「ぽっちゃりした方が可愛い」
 などの言葉に意味はありません。
 本質は、自己肯定感の低さや他人からの評価に対する過度な
 恐怖などとされますが、他の理由も提唱されています。
 周囲の方には〈心理教育〉で、本人がかけがえのない大切な存在で
 あると
自覚できるような関わり方で接してもらうことも大切です。
 そういう点では、過干渉でもなく無関心でもない適度な関わり方を
 周囲の人も
身につけると更に効果的です。
 〈アサーション〉〈交流分析〉はおススメです。

《トラウマ》《PTSD》
   ドメスティックバイオレンス(DV)、
   暴力やネグレクトなど虐待体験、レイプ体験(性的暴力)、
   災害や事故の恐怖体験、トラウマのフラッシュバック、など
 トラウマやPTSDの多くは、言葉で語ることさえも大きな
 心理的負担となります。
 そこで、トラウマに焦点を当てた〈EMDR〉や〈マインドフルネス〉を
 行ったり
〈イメージ療法〉や〈催眠療法〉を使用して回復を図ります。
 いずれを用いるにしても、まず相談者の心理的な安全を確保してから始めます。
 回数を重ねるにつれて、フラッシュバックの頻度も減り、精神的に
 安定してきます。