3 自律神経失調症・全身の不調と漢方

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《自律神経失調症》
   疲れやすい・のぼせ・冷え症・起立性調節障害、など
 交感神経と副交感神経のバランスを、漢方では〈陰と陽〉の関係に例えたり、
 交感神経の興奮状態は、五臓の〈肝〉や〈心〉の働きのトラブルと考えます。
 またストレス学説の提唱者セリエは、ストレス反応を「警告期・抵抗期・疲弊期」に
 分けてますが、これは東洋医学の六病期と重なります。
 これらの視方で、崩れた自律神経バランスを漢方薬で調え、全身の機能を調整すると
 自律神経系も安定し体調も回復してきます。
 対症療法が中心の現代医学的治療に対して、全身に働きかける漢方薬が
 効果的な疾患の一つです。

《全身症状(内分泌代謝疾患も含む)》
   冷え症・微熱が続く・寝汗・立ちくらみ・低血圧・貧血・虚弱体質
   肥満症(糖尿病・脂質異常症 なども含む)・肥ることができない・
   バセドウ病・甲状腺機能異常・副腎機能不全、など
 局所の症状であっても常に全体のバランスの視点を忘れないのが東洋医学です。
 どのようにバランスが崩れているのか、過不足がないか、流れはスムーズか、
  等を
東洋医学的に診たてます。
 原因はどうあれ、不調があれば解決策(漢方薬)を提供できること、
 および複数の症状があっても基本的に一種類の漢方薬で対応できることは、
 東洋医学の大きな特徴です。