9 顔面・目(眼)・耳・鼻・口・のどの不調と漢方

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《顔面》
   三叉神経痛・顔面痛・顔面麻痺、など
 顔面は五臓の全てと関連しており、同じ病気でもどの部位に症状が
 あるかによって
効果的な漢方薬は変わってきます(同病異治といいます)。
 現代医学的治療で充分な効果が得られない場合も、漢方薬が効いたとの報告が
 多くあります。現代医学・東洋医学の優劣ではなく、視点の違いを活用すれば
 より早く、よりスムーズな治り方が期待できます。

《目(眼)》
   白内障・緑内障・ものもらい(麦粒腫)・翼状片・仮性近視・
   加齢黄斑変性症・網膜色素変性症、など
 目の疾患は、巡りの要素〈水(津液)〉と深い関係があります。
 さらに、網膜疾患では〈瘀血〉も関係するので、巡り(循環や新陳代謝)を
 改善する
漢方薬を積極的に使用します。
 また、五臓では〈肝〉〈心〉の機能が視力に影響すると考えており、五臓の
 バランスを調えることも肝要です。
 漢方薬の使用で、失明を避けたり、病気の進行を遅らせることが期待できます。

《耳》
   メニエール病・めまい・ふらつき・耳鳴り・突発性難聴・中耳炎、など
 五臓では〈腎〉、経絡では〈肝〉や〈胆〉、巡りの要素では〈水(津液)〉が
 関係してきます。
 めまいやメニエール病は比較的早い回復が期待できますが、耳鳴りは
 治りにくいケースが多く、漢方薬に加えガイドラインでも推奨されている
 心理療法(認知行動療法など)の併用をおススメしています。

《鼻》
   鼻出血・アレルギー性鼻炎・後鼻漏・ちくのう症(慢性副鼻腔炎)・
   匂いがわからない・いびき、など
 五臓では〈肺〉と関係が深いものの、他の要素も関連して単純ではありません。
 比較的に短期間で改善することも多くありますが、慢性化した場合は改善まで
 長期間を要します。

《口》
   口内炎・歯周病・ドライマウス・顎関節症・歯ぎしり・舌痛症、など
 口は、〈熱〉や〈陰虚〉を伴いやすい傾向があります。また、ストレスの
 影響が大きい場合では、〈肝鬱〉や〈心熱〉が関係してきます。
 治りにくい症状、繰り返す症状には、これらを改善する漢方薬を
 おススメします。

《のど》
   のどのつまり感・扁桃腺炎・のどの痛み・声のかすれ、など
 五臓では〈腎〉と関係が深いため〈冷え〉の影響を受けやすい
 部位です。
 また、〈気滞(気うつ)〉の症状が現れやすいので、「理気薬」で
 〈順気〉させることも大切です。