パニック障害と強迫性障害

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《パニック障害》
   パニック障害(発作)、広場恐怖、社交不安障害、など
 パニック発作は、どんなに症状が強くても死ぬような病気ではありません。
 ただ、症状が強い場合には、漢方薬を初期に使用して症状の安定化を
 図ります。
 姿勢が悪い人も多いので、姿勢の修正とともにゆっくり呼吸を
 練習するだけで改善する人もいます。
 また、〈自立訓練法〉や〈マインドフルネス〉に取り組んでもらい、
 自分自身でコントロールできる感覚を育てると行動範囲が拡がります。
 他にも、〈認知行動療法〉や〈ブリーフサイコセラピー〉を使ったりします。

《強迫性障害》 強迫観念、強迫行動
   確認が止められない、手洗いが止められない(不潔恐怖や洗浄)、
   犯罪不安、対称性や正確性へのこだわり、
   性的・宗教的な考えへのとらわれ、
体臭・口臭恐怖症、醜形恐怖、など
 強迫性障害は時間を要しますが、通常〈曝露反応妨害法〉が行われます。
 私は、効果を高めるため〈イメージ療法〉〈家族療法〉などを
 併用することもあります。
 自尊心が低下している人が多い印象ですので、〈自尊心を高めるワーク〉に
 取り組んでもらうことは、症状の解消のみならず再発防止にも
 効果的と考えます。