不妊症にまつわる悩み

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不妊にまつわる悩み
(不育症・流産癖、男性不妊、セックスレス、など)

 ある調査では、妊娠経験のある女性の約40%は流産を経験していて、
2回以上流産したことがある不育症経験者も6%いると報告されています。
それほど、流産することは珍しくない現象なのかもしれません。

 今では、治療できる流産や不育症もあります。
一方、原因不明の不育症に「無自覚の冷え」が認められる
ケースも多く経験しています。
不育症では40%の女性が強いストレスを感じているとされ、
ストレスを緩和する
漢方薬やカウンセリングが必要と考えます。

 不妊原因の5割は男性側の要因だとされます。
乏精子症(無精子症)・運動率低下・高奇形率・・など精子の問題、
 また、EDや早漏などセックスに関する悩み...。
漢方薬やサプリメントを使用したり、セックスセラピーなどの
心理療法で解決を探ります。
 因みに漢方薬では、八味丸、桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、
小建中湯、補中益気湯、などを用いることが多く、体質に合うと
著しい改善が見込めます。
 更に、動物生薬の鹿茸・海馬・反鼻、淫羊蕾・人参・蛇床子・
菟絲子・肉蓯蓉などの
植物生薬が薬酒や薬膳として、
漢方薬と一緒に使われ、古典には
「60日間服用スレバ、40人ノ女性ト交ワルコトガデキル」と
記されています。

 そして少なくないのが、セックスレスです。
 女性では、性交痛や不感症などの症状があったり、過去の
性的被害によるトラウマが
背景にある場合もあります。
トラウマによるPTSDでは、心理療法が必要になります。
 男性は、心理的ストレスや社会的ストレスの影響で
性交不能になることが多く、
カウンセリングや心理療法が
必要とされる所以です。
 セックスレスの相談は、男性であっても、女性であっても、
互いの協力が必要ですので、
通常はカップルセラピーの形で
相談をすすめます。