漢方のQ&A

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《効果について》
Q.どのくらいの期間飲めば効果がありますか?
 A.一概には言えませんが、風邪・下痢などの急性病は3日以内、
     慢性病では1ヶ月~数ヶ月、不妊症では1~2年を
目安にお考え下さい。
     ただし急性病を除き、体質に合った漢方薬が見つかるまでに
     数週間程度要することがあります。
Q. 今までも漢方薬を飲んだことがあり効果がありませんでした
 A.漢方の考え方には、いくつかのグループが存在します。
     したがって同じ病気・体質でも考え方により、
治療方法・漢方薬が
     異なります。私は”古方”という立場を中心に考えており効果発現が
     比較的に早いことを特徴とします。

Q.漢方薬を1年以上飲んでいますが、効果を実感できません
 A.安定した状態を維持するために、年単位で漢方薬を飲んでいただく
     ことはあります。
    しかし、効果的なのか、あるいは体質に合っているのか、などの判断は
     通常2~4週間あれば充分です。
   漢方薬に対する経験や知識が浅いと、ダラダラ続けることが多くなります。
     頂いている所で継続する理由を確認することをおススメします。

《価格について》
Q.ドラッグストアなどの漢方薬と比べて価格が高めですが。
 A.ドラッグストアなどで販売されている漢方薬(一般用漢方薬)は、
      使用される1日の漢方エキス量が少ない物があります。
     また原料生薬の価格には相当の開きがあり、漢方専門家の立場から
     すると低級な原料生薬(一応規格品です)を使用していることも
     あるようで、その違いは効果の差として現れます。
   当薬局では漢方メーカー(漢方薬の種類により異なります)を
     効き目で選んで揃えてますから、原料生薬もよい分、価格も高めになります。
   煎じ薬では、上~特上クラスの生薬を最新機器で400種以上の
     残留農薬を検査し合格した生薬を原料として使用しており、
     安全にかかるコストが上乗せされていると理解下さい。
   また漢方薬を決定するまでには、一人一人について様々なことを
     確認して考えなくてはいけません。
   非常に時間と手間がかかりますし、一人前の漢方家になるには
     少なくとも10年以上の年月を要します。
   日本東洋医学会などで漢方専門医とも議論できる実力をご理解
     いただければと思います。

《副作用・安全性について》
Q. 副作用はありませんか?
 A.正しい使い方をする上では、副作用はないと考えます。
     ただし、使用した漢方薬と体質が合わない場合は、
   ”誤治”といいますが望まない反応が出る場合もあります。
   非常に少ないのですが、アレルギー機序による反応を示す
    ことが誤治以外であります。
  また”メンゲン”といって一時的に具合が悪化した後、快方に
    向かうこともあります。
  いずれにせよ、漢方に深い知識があるところで相談すれば心配ありません。

Q.原料は中国産ですか?中国産でも大丈夫ですか?
 A.柴胡・当帰・黄連など一部の日本産が優れる生薬を除き、
     ほとんどの生薬原料は中国産です。
   ひろはし薬局が原料を仕入れているウチダ和漢薬・栃本天海堂の
     2社とも残留農薬に対するチェック体制をとっており、
     数百種類の農薬をチェックしています。
   安全に完璧などありませんが、原料生薬の産地・残留農薬などの
    チェック体制を確認できる信頼のおける
問屋から仕入れており、
    現状では使用する生薬の安全性に問題はないと考えられます。 

《その他》
Q.子どもはいくつから飲めますか?
 A.東洋医学会などでの報告を見ると、2ヶ月程度の乳児から
     飲んでいる報告もあります。
   一般的には離乳食を始める頃なら漢方薬を飲ませても大丈夫とされます。

Q.漢方薬を飲んで調子が良くなりました。ただ、止めたいのに、
    なかなか止められません。
 A.止めるには、どの位の期間をかけて、どんな減らし方がいいのか、
     食事・運動・睡眠などの生活スタイルの
現実的な提案、不安を減らし
     自己肯定感を高めるメンタル面へのアドバイスなど、総合的な知識と
     高い技術を
必要とします。
   ひろはし薬局では、これらの提案やアドバイスで、ほとんどの方は
     減薬に成功しており、ゼロになる人も大勢います。

Q.他で相談したら、2~3種類の漢方薬を勧められました。
   1種類で大丈夫ですか?
 A.少ない量で効果を上げるよう工夫するのが、ひろはし薬局の
     モットーです。
種類を増やせば、コストも副作用リスクも
     上がりますが、効果は低下することが多いとされます。
     少ない薬で効果を引き出すのは、高い技術力を必要とするのです。