不登校・ひきこもり

 戻る⇒(トップ)心の相談・自律神経失調症
   各論⇒04 摂食障害・トラウマ・PTSD
 次⇒生きづらさを解消し、しなやかに生きる
 次⇒ストレス・自律神経失調症


《不登校》
   学校へいけない、いじめを受けている、学校へ行く気が起きない、など
 近年、不登校の原因がはっきりしないケースが増えている印象です。
 そんなときに有効なのが〈家族療法〉〈システム療法〉などの
 アプローチです。
 原因を探るのではなく、周囲の環境を変化させることで改善を目指します。
 周囲の雰囲気が変わると、いつの間にか登校するようになるものです。
 また、〈オープンダイアローグ〉的に関わったり、〈認知行動療法〉の
 技法を利用することもあります。
 言葉にしにくいモヤモヤ感には、〈増井メソッド〉も効果的でしょう。
 生活リズムが乱れている場合は、体内時計を修正するため〈行動療法〉を
 取り入れ、しっかりと睡眠できるように調えます。
 また、頭痛や腹痛など身体症状や起立性調節障害がある場合、一時的に
 漢方薬を使用すると回復がスムーズになります。
 途中からは〈自尊心を高めるワーク〉により、レジリエンスを強化するのも
 今後の長い人生を生きやすくするスキルとして役立つことと考えます。

《ひきこもり》《出社拒否》
   出勤がつらい、出社拒否、ハラスメントがある、
   苦手な上司や同僚がいる、五月病、など
 本人が来局できなくても回復につなげられるのが〈家族療法〉の
 メリットです。
 この場合は、来局できる方の相談を通して、関係性の変化を図ります。
 また、私が直接、お宅へ出向いて相談する方法もあります。
 コミュニケーション能力や自尊心を高めること、適応能力を強化することは、
 回復だけでなく再発防止や社会生活を円滑に送ることにつながります。
 具体的には〈アサーション〉〈交流分析〉〈自尊心を高めるワーク〉が
 役立ちます。
 うつ病や適応障害を併発しているときは、その改善を優先させます。