当薬局で行っている心理療法・カウンセリング

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 ひろはし薬局で行っている主な心理療法を紹介します。
これらを単独で使用することもありますし、適宜エッセンスを
組み合わせて短期間で効果を上げるために、ハイブリッド型
心理療法を提供することもあります。

《認知行動療法》 《認知療法》 《行動療法》
 気分や行動が、ものの考え方や受け取り方の影響を受けることから、
考え方の偏りを修正し、問題解決を手助けすることによって、
精神疾患を治療するために開発された心理療法。
 軽症~中等症のうつ病では薬物療法並みの効果があります。
 現在では、他の心理療法を取り入れた《第3世代の認知行動療法》も
加わり、精神疾患や心身症のほか、幅広く使用されています。
 認知行動療法を単独で行うことよりも、心理面接の必要な場面に取り入れ、
効率的な心理療法を提供しています。

《自律訓練法》《自己統制法》
 自律神経のバランスを調え、自律神経失調症状や動悸やパニック障害
などの不快症状・緊張状態の軽減を図る自己調整法。
身体の生理反応に働きかけ、感情や思考の変容を図ります。
睡眠導入薬・抗不安薬(安定剤)・漢方薬などの減薬にも効果的です。
 4~8回の練習プログラムを用意してあり、多くの方がスキルを身につけ、
自律した生活を送っています。

《マインドフルネス》
 ストレス低減効果が実証され、心理・医学・教育・労働・社会生活に
広く応用される心理療法で、無限の拡がりを感じます。
森田療法と重なる部分もありますが、他の心理療法を補完する形でも
利用され、高い治療効果が認められています。
 4~9回のコースで、コース修了者は穏やかな表情に変化しています。
迷っている方には、1回だけの体験コースもありますので、体験した後
ゆっくり考えてみたらいかがでしょうか。

《交流分析》
 交流分析は精神分析の簡略版とも称され、難しい理屈なしに心の
理解を助けます。
人格の理解やコミュニケーションパターンの把握を通して、精神疾患の
治療に限らず、教育や企業など各方面で利用され、ストレスの根本を理解し、
ストレス性格の改善に役立ちます。
「エゴグラム」による構造分析は、自身の性格の理解に役立ち、
ストレス性格を変えるための具体的な処方箋となります。
「時間の構造分析」「交流パターン分析」では、生活やコミュニケーション
パターンの偏りに気づきやすくなり、自発的に変化する人もいます。
「ゲーム分析」は、ストレスを生む不適切なコミュニケーションの
発見・防止に役立ち、対人ストレスの理解・軽減にたいへん有効です。
「脚本分析」は、脚本と呼ばれるストレス性格形成の理解を深め
根本的な解決へ導きます。
この脚本を書き換えることで治療するのが「再決断療法」で、
現在は交流分析家の主流となっています。
多方面で利用される交流分析は、ストレスの理解と性格の改善に効果的です。
《再決断療法》
 交流分析とゲシュタルト療法を組合せ、ストレスの原因になっている
人生早期の思い込み(脚本)を極短期間に変化させる精神療法です。
セラピー後のすっきり感にきっと驚きます。

《森田療法》
 自分らしい生き方のために行動することを促す精神療法で、日本人に
向いています。
第3世代の認知行動療法といわれるACTにも森田療法の考えが
取り入れられ、神経症だけでなく、うつ病やガンなどの終末期医療にも
応用されています。


《家族療法》《システム療法》《夫婦療法・カップルセラピー》
 原因を個人の問題としない療法で、本人以外にもアプローチできる
ことから、不登校や引きこもりなど家族問題を中心に普及していますが、
もっと広く活用されてよい心理療法の一つです。
 その高い有効性で、家族だけでなく学校や職場などでも、
難しい問題に応用され成果を上げています。

《対人関係療法》
 対人関係のストレスを解消し、身近な人とのコミュニケーションを
利用して、うつや過食症・拒食症、などの精神疾患に薬物と同等の
効果がある精神療法。コミュニケーションを豊かにできる心理療法です。

《催眠療法》
 催眠トランスを利用する治療法としての催眠療法は、テレビなどで
見る催眠術(ショー催眠・古典的催眠)と異なり、想像以上に効果的な
心理療法です。
多くの心理療法には現代催眠のエッセンスが取り入れられ、知らない内に
ミニ催眠療法が行われています。
厳しい研修やトレーニングを積んだプロの催眠療法なら、安全性や
倫理面でも安心して受けることができます。
自称「催眠術師」には、ご注意ください。

《イメージ療法》
 空想・イメージを通して、悩みや病気を解消したり、免疫システムを
調えます。
自律訓練法やマインドフルネスとの組合せが、より効果的と考えます。
ガンや悪性腫瘍に使用される「サイモントン療法」にも、イメージ療法は
取り入れられています。

 ほかに、《ブリーフサイコセラピー》《解決志向セラピー》《EMDR》
《オープンダイアローグ》《ナラティブセラピー》《ロールレタリング》
《臨床動作法》《ゲシュタルト療法》《実存療法》《内観療法》
《セ〇クスセラピー》《ポジティブ心理学》など、
ケースにより適宜組み合わせ、短期間での解消に努めています。
 気づきを促すカウンセリングとともに、心理療法・精神療法を
組み合わせれば 薬物治療単独より回復が早く再発しにくいことが
証明されています。
  再発しやすいとされるうつ病や薬の使用量を減らしたい人、
なかなか改善しないと悩んでいる人、・・・お奨めします。