心の相談・自律神経失調症
心の病と心療内科の相談
薬剤師として、薬のよい面ばかりでなく悪い面(副作用や依存症など)にも、向き
合ってきました。だから・・・、漢方薬を中心に相談する体制を作り上げてきました。
そして・・・、ほとんどの病気に程度の差こそあれ、心の問題が関係していることを
感じて、心療内科学会に入り・・・、薬局における心身医療を研究してきました。
現在・・・、心療内科の3本柱といわれる《自律訓練法》《交流分析》《認知行動
療法》のほか、《対人関係療法》を身につけ、心のケアに積極的に取り組み、病気を
心と身体の両面から癒すよう努めています。
薬局で相談することのメリットは・・・
どんなことでも相談できる薬局は、精神科や心療内科のように、心のトラブルを
悟られる心配がありません。
(守秘義務もあり、個人情報が外部にもれることもありません)
いろいろな目的で薬局は利用されますから、一度どんな雰囲気のところかお立ち寄り
いただければと思います。
また希望者には、薬局以外の場所(自宅・ファミリーレストラン・ホテルのロビー
など)にも出向いています。お気軽に声かけ下さい。
今飲んでいる薬を減らしたい
薬が合わないなどの理由で、漢方薬を求めて来る方がいらっしゃいます。実際に
漢方薬や栄養剤などを使用して体調が改善することも多く経験するところです。
また日本心療内科学会会員として身に着けた薬以外の技法などもアドバイスして
一日も早く回復するよう努力しています。
ストレス性格は治せる!
性格だから・・とあきらめている方へ、本当はどこをどのように治したらよいか
わからないだけではありませんか?
交流分析という手法があります。これは性格を5つの要素に分けてどの要素が弱い
のかを知る方法です。交流分析を使って、あなた自身の性格の弱点を理解すれば、
あとは少しずつ努力するだけです。私がお手伝いします。
あなたのストレスは?
▼家庭での悩み・・・
夫婦のコミュニケーションがとれない、ついケンカになってしまう、
性生活に対する不一致、身内が自殺した、身内から犯罪者が出た、
▼人間関係の悩み・・・
人と上手く話せない、人前であがってしまう、頼まれるとイヤと言えない、
▼仕事の悩み・・・
苦手な上司や同僚がいる、出勤がつらい、出社拒否、
▼子育ての悩み・・・
反抗期の対応がわからない、引きこもっている、登校拒否、マタニティブルー、
非行、いじめ問題(いじめられる側・いじめる側)、ママ友達がいない、
子供への接し方がわからない、
▼虐待問題・・・
ドメスティックバイオレンス・DV(夫や恋人など)、ネグレスト、
レイプ体験(性的暴力)、虐待体験を思い出す、
▼生きることへの悩み・・・
マインドコントロール(カルト集団などによる)、生きる意味がわからない、
自分の性格が嫌い、死にたいと思う、リストカットをしてしまう、
自分に自信が持てない、災害や事故の記憶が襲ってくる、悪夢をよく見る、
病気や事故で生きる気力が失せた、
▼こころの病気・・・
うつ病、不安障害、パニック障害、緊張症、過食症、拒食症、トラウマ、
PTSD、薬物依存、ギャンブル依存、人格障害、
心理のなぜ?の答えを探したい方へ、
私も時々参考にするサイトで、勉強になります。
新潟青陵大学 碓井真史教授による「心理学総合案内こころの散歩道」
カウンセリング・心理療法を行うことのメリット
☆身体への負担が少ない・・・
副作用や依存性の心配がありません
☆治療効果が上る・・・
いくつかの報告により、薬物と同等の効果も認められ、薬物と併用することで
治療期間が短くなり、再発防止効果もあります。だから、薬の使用量を減らす
ことも可能になります。
☆再発を防止する・・・
調子を崩した原因『ストレスの影響』を少なくするのが、カウンセリングや
心理療法。薬で変えることができない『ストレスの影響』を減らすことで、
再発を抑えることができます。
☆場所を選ばない・・・
薬局だけでなく、自宅・ファミリーレストラン・喫茶店・ホテルのロビー・
公民館・など、どこでも行うことができます。また、電話やメール・手紙などの
手段により、遠方の方でもカウンセリング・心理療法ができます。
☆間接的な効果も期待できる・・・
直接本人との面談が基本ですが、家族などを通してコミュニケーションを改善
したり(対人関係療法などを用いる)、病気・症状の特徴をふまえて接触して
もらう・・・などにより、本人の状態を安定させることも考えられます。
総合的な考え方を持つ・・・通常の治療法で満足できない方への処方箋
☆漢方薬を使う・・・
心と身体のバランスを改善する、身体に負担の少ない方法です。
☆心理療法を組み合わせる・・・
ストレスが、心と身体に与える影響を減らす、言わば『心の体質改善』です。
治療効果を高め、早期の回復を目指し、再発を防ぐ効果に優れます。
☆栄養の視点を持つ・・・
脳機能の回復に重要な脳神経由来栄養因子が注目されており、モノアミンの
原料としての栄養素、神経の感受性を高める栄養素、内分泌系-自律神経系の
観点などからも、慢性化したケースでは特に重要なことと思われます。
☆時間医学を応用する・・・
1日の身体リズムに合わせ、薬を使用するタイミングや食事・睡眠など日常
生活のアドバイスをしたり、週単位・月単位・季節毎・年単位での変動に合わ
せれば、効果を高めることができます。
☆脳科学を応用する・・・
例えば「うつ病」では、脳の海馬が萎縮していることがわかっています。
脳の血流を改善したり刺激を加えることで、海馬の機能を回復でき「うつ病」の
改善に役立つのではと考えます。