生理(月経)に関する悩み・トラブル
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生理に関する悩みは、生理痛・月経困難症、子宮内膜症・
子宮腺筋症、生理不順、出血量の悩み、
PMS、PMDD、
イライラ、陰部掻痒症・ナプキンかぶれ、不正性器出血、
排卵痛、おりもの(帯下)・・・
など多岐にわたります。
これらの悩みに対し、現代医学的には低用量ピルの
使用が中心になります。
一方、これらの悩みと漢方薬の相性も比較的よいため、
副作用など
低用量ピルの使用を躊躇する女性にも多く
満足してもらっています。
加えて、多くの女性は同時に複数の症状で悩んでおり、
複数の症状に1~2種類の漢方薬で対応できる点は
大きなメリットです。
生理に関連した悩みは、
漢方的には「血(けつ)のトラブル」が多く、
〈血虚(けっきょ)〉〈瘀血(おけつ)〉
〈血熱(けつねつ)〉などがあり、
漢方薬で改善することが多いものです。
《生理痛・月経困難症》
まず、生理痛は「我慢する必要はありません!」
痛み止めは、決められた用量を守って飲んでください。
痛み止めが効かない場合や、痛み止めに抵抗感がある人は、
栄養剤や漢方薬などの選択肢があります。
「痛くてつらいな」と思う場面があるなら、一度
ひろはし薬局で相談してみてください。
また、月経中の腹痛や腰痛、吐き気、頭痛、疲労・
脱力感、食欲不振、イライラ、下痢、などを
月経困難症といいますが、ホルモンの変動による症状です。
気分の落ち込みやイライラなどの症状も決して性格や
パーソナリティが原因ではありません!
月経困難症による心身の不調は、漢方薬で改善することができます。
《月経前症候群(PMS)》 月経前不快気分障害(PMDD)
7割の女性が悩んでいるとされる生理前の様々な心身の不調が
月経前症候群(PMS)です。
ホルモンの変動に伴い、自律神経系・内分泌(ホルモン)系・
免疫系が絡んで
月経前の様々な心身の不調となります。
身体症状には、乳房の痛みや張り、腹痛や膨満感、便秘、
腰痛、頭痛、肌荒れ、ニキビ、
むくみ、倦怠感などがあります。
精神症状では、うつ、怒りっぽくなる、イライラ、自己喪失感、
集中力低下、などがみられ、
特に精神症状が強い場合を、
月経前不快気分障害(PMDD)と呼んでいます。
強い症状によって、人間関係がこじれたり、離婚の原因に
なったりするケースもあります。
やはり、性格(パーソナリティ)の問題ではなく、漢方薬などで
改善できるのです。
月経前にイライラしたり、落ち込んだりするのは、生理による
ホルモンの変動が原因で、
〈わがまま〉でも〈その人の性格〉でも
ありませんし、ただ治療可能な症状ということです。
「相談すれば治るのですか?」
「はい!薬局や産婦人科で相談し、治療できます」
もしも、《月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害
(PMDD)》が治せる」と知らない人がいたら、
そして、その人が月経前の不調に悩まされているようであれば、
相談できるということをお伝えください。
★よくみられるものの治せる月経前症候群(PMS)の症状★
精神症状:
イライラ・怒りやすい・落ちつかない・集中できない・疲労感・
ゆううつ など
身体症状:
下腹部膨満感・腰痛・頭重感・頭痛・乳房痛・便秘・食欲不振・
過食・肌あれ・にきび・湿疹・ めまい・むくみ・
おりものが増える など
《子宮内膜症・子宮腺筋症》
月経困難症の中には、子宮内膜症という病気もあります。
女性の10人に1人がなるとされているとても身近な病気で、
放っておくと不妊の原因となることがあります。
《生理不順(月経不順)》 頻発月経、希発月経、黄体機能不全、高温期の異常
月経周期が、25~38日よりも短いあるいは長い場合は
月経不順です。
ストレスや過度なダイエットが原因の場合や、
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という卵巣の病気、
ホルモンの病気が背景にある場合があります。
漢方薬で、血虚や瘀血を改善すると解決することがありますので、
ぜひ相談してください。
月経周期が24日以内と短い場合は「頻発月経」といいます。
頻発月経には、排卵がある場合と、排卵がない(無排卵)場合があります。
月経周期が39日から3ヶ月未満と長い場合は「希発月経」といいます。
希発月経にも、排卵がある場合と、排卵がない(無排卵)場合があります。
《出血量の悩み》 過多月経、過少月経
月経の量には個人差がありますが、月経量が多く2時間おきの
ナプキン交換では間に合わない(夜用のナプキンが1時間しか
もたないなど)、またレバーのような血の塊が頻繁に出る、などの
症状を、「過多月経」といいます。
瘀血が関係していることが多いようです。
月経期間が3日以内だったり、ナプキンを必要としないほど
出血量が少ない場合を「過少月経」といいます。
血虚が関係していることが多いようです。