先日から読みだした「子どもの脳を傷つける親たち」(友田明美著、NHK出版
新書)を、驚きながら又親として反省しながらページをめくっています。ニュースに
なるような虐待ほどではないにしろ、何気ない言動がどれだけの影響を与えるのか、
考えさせられる1冊です。
さて、何気なしに飲んでいる疲労回復のドリンクやビタミン剤は、どの程度の効果が
あるのだろうか?と疑問に思って調べていくと、私なりには怪しい(効果が)物が多い
という結論に達します。
理論上は納得できるものの、現実的には必用かな?と思うのです。ドリンクや
ビタミン剤に配合されているのは、主にビタミンB群です。確かに、食事から摂取する
ビタミンの総量は減っているでしょう。でも、ビタミンB群はそれほど減っているで
しょうか?
普通の生活であまり不足していないビタミンB群を摂取しても、効果があるとは思え
ません。でも、効いている感じがするのなら、ひょっとしたらカフェインの効果なの
かもしれないですね。あるいは、良い意味でのプラセボ効果(効果の上乗せ)だろうと
想像します。
ここで問題が生じます。疲労感は、発熱や痛みと同様に身体のアラームサインだと
いうことです。カフェインなどで疲労感を誤魔化すとアラームを無視することになり
ます。その結果、疲労が溜まり、過労になり、身体機能に影響が現れる(=発病)と
いう流れに。
私なりにまとめた答えは、第一に休息・睡眠です。それから、栄養剤の使い分け
です。カフェインのような興奮剤は、一時しのぎで過激な表現をすれば覚醒剤と
同じ作用ですので、注意すべきでしょう。1日の上限は100mg程度が妥当と
考えます。
栄養剤は、主に物質的な補充をメインとするものとエネルギーに変換するものとに
分けて考え、その人の生活状況より選択するのが経験上効果的です。東洋医学的な視点
でも、同様なのです。
大切なことは、疲労感を重大なサインととらえて、真摯に向き合うことではない
でしょうか。今の私には、バイタリティー溢れる人は、心配な人と映っています。
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