クラゲに刺されたら

 新潟県では、意外にあっさりと梅雨が明けました。いよいよ、海や山などのレジャー
シーズンに突入です。その一方で、事故やケガには注意して、楽しい思い出を作って
欲しいと思います。

 真偽は定かではないのですが、「お盆を過ぎるとクラゲが増える」と私は聞いて
育ちました。何となく、そんな感じを持っています。でも、お盆前にも、海でクラゲを
見ますし、そして実際に刺されます。だから海に入るなら気をつけなくてはならない
生物の一つです。

 クラゲ刺傷は、海では頻度の高いトラブルでしょう。そして対処法も、色々な主張が
あり、どれが正しいのか迷うものです。それぞれに最もな理由がありますし、医療者の
意見も一致してないようにも思えますが、私が納得できる内容にまとめてみました。

 「クラゲに刺されたら酢がいい?」
クラゲには刺胞があり、その刺胞が皮膚に残っていることがあります。刺胞を洗い
流そうとする前に、酢をかけて刺胞の活動を抑えることで、被害を少なくすることが
できるのです。少なくとも日本に多いアンドンクラゲには有効な方法です。

 「クラゲに刺されたらお湯をかける?」
クラブの有毒成分はタンパク質ですから、刺された直後なら50℃程度のお湯で
温めると、毒性が失活するとされます。ただし、少し時間がたって刺された部位が
赤く腫れてきたら、温めるのはNGです。逆に炎症をひどくしますので、お湯は
刺された直後のみとなります。

 残念ながら赤く腫れたら、応急処置として冷やしながら、虫刺されなどと同様で
ステロイド軟膏が一番でしょう。さらに、気分が悪くなったり全身の症状が出たら、
病医院の受診が必要です。

 また、サーファーなどマリンスポーツが趣味の人は、しょっちゅうクラゲに刺される
ことで、納豆アレルギーになるかもしれません。事実、湘南方面では、サーファーの
納豆アレルギーの報告が珍しくないようです。これは、ポリガンマグルタミン酸が
どちらにも含まれていることによるものです。



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