ただ今、頭痛薬を求めてきたお客さんが脳卒中の初期らしいと思ったので、
救急車を呼んで病院に送りました。外れたら、それはある意味安心ですし、
脳卒中の人に頭痛薬を売って途中で事故でも起こされたら大変ですしね。
どんな結末になるかチョット心配です。
さて、新型肺炎の流行が止まりません。新たな局面に入っているのは
間違いないでしょう。今後は流行のピークを抑えて医療現場の疲弊を
防ぐ必要があります。
100年前のスペイン風邪(インフルエンザ)では、多数の死者が出ました。
流行早々に映画館やイベントなどを閉鎖したセントルイスと閉鎖が遅れた
フィラデルフィアでは、ピーク時の死亡率に4倍もの差が出ています。また、
ピーク自体もフィラデルフィアより2ヶ月遅くなり、その分より良い医療が
提供できたと想像できます。
いま、全国でイベントが中止あるいは縮小されていますが、この教訓を
活かした英断と言えるでしょう。私も学会が中止になっています。残念ですが
支持したいと思います。不要・不急の外出を控えるようにしましょう。
マスクパニックも収まりませんが、マスクをするならメガネ(伊達で良い)も
して欲しいものです。何人かの専門家も指摘しているようにメガネをすることで
より高い防御効果が得られます。
手洗いの基本は、流水での手洗いで、アルコールは補助的な位置付けです。
アルコール消毒液も品薄状態ですが、ピントが外れている印象があるのです。
それと病因論の視点からの予防策だけでなく、健康生成論の視点にも注目
したいものです。栄養としては、ビタミンDやたんぱく質の摂取が特に重要です。
私の持っているデータでは、ビタミンDの摂取によりインフルエンザの感染率は
40%程度下がっています(BMJ. 2017;356:i6583.)。マスクよりも高いのです。
また、睡眠不足により感染のしやすさは4倍以上にもなってます
(Sleep. 2015;38(9):1353-9.)。
高齢者や持病のある人なら、尚さら日頃の生活習慣を見直してみましょう。
自分の抵抗力・予防力を充分引き出したうえで、マスク・メガネ・手洗いを
すれば、まさに「鬼に金棒」だと思います。
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長岡の相談薬局・ひろはし薬局
薬剤師・心理カウンセラー(公認心理師) 廣橋 義和
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