もしも感染したら(重症化を避けるには)

 予定されていた学会・研究会の中止が相次ぎ、とうとう学校も突然の
休みにさせられました。パンデミックを避けるには、ある意味必要な措置と
思いますが、影響は小さくないでしょう。

 外れることを願う予想ではあるものの、例年のインフルエンザ感染者を
参考にすれば、新型コロナの感染者は最終的には2000~3000万人
程度になるのではないかと思います。ただ、ほとんどは新型コロナウィルス
の検査対象にすらならない軽症者です。

 要は、重症化を防げれば必要以上に怖れることはないと言えます。その
ヒントを漢方の原典に求めると、やはり初期対応が重要となります。
大雑把なイメージは、少し専門的になりますがユーチューブに投稿して
あるので、そちらも合わせて参照してください。
「ユーチューブ 廣橋義和」で見つかると思います。

 発症初期は、自然免疫が働くタイミングで東洋医学的には太陽病という
ステージです。粘膜表面のバリア強化がポイントとなる時期なので、
体表面の血流改善および保温が肝心です。麻黄湯、葛根湯、桂枝湯などが
用いられます。

 更に進行すると、肺炎症状が出やすい時期(東洋医学的には少陽病)に
なります。初期に比べて、体力や回復力も通常の半分程度に低下している
ので、睡眠と栄養がポイントです。若い世代で持病もなく重症化したケース
では、体力の消耗が大きく影響しているのではと想像しています。

 この時期の養生の意義は大きく、新型コロナウィルス感染については
生死を分けると言っても過言ではないでしょう。睡眠と栄養で体力回復を
積極的に図りたいものです。柴胡剤といわれる漢方薬を使用します。

 運悪く、さらに進行した場合は、恐らく酸素吸入などの必要が出てくる
でしょう。東洋医学的に陰病期とされる状態で、体力・抵抗力の低下も
著しく進行スピードも速まり、予断を許さない状態と考えます。体力の
消耗を抑えながら、真武湯などで抵抗力を高めると良いのですが、入院
していればできることは限定的です。しかし、養生のポイントはムダな
体力の消耗を防ぐということに変わりありません。

 以上、万一に備え重症化しないように要点を述べました。


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 長岡の相談薬局・ひろはし薬局
  薬剤師・心理カウンセラー(公認心理師)  廣橋 義和
 
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