眠剤・安定剤を減らすための方法

 いよいよ当地長岡にも、新型コロナ感染者が確認されたようです。新潟市で
何人もの感染者が確認されていることから時間の問題と思っていました。
だからといって、必要以上に怖れることはありません。リスクの高い場所には
できるだけ出かけないようにする、手洗いの徹底、顔にはできるだけ触れない、
などに加えて、一番大事なのは自身の体調管理に努めることです。

 年度替わりの今は、季節の変わり目でもあり、体調も変動しやすい時期です。
なんとなく不眠の相談が多いようにも思うのは、新型コロナの話題も加わって
のことでしょうか。

 それに伴い、病医院で処方される眠剤・安定剤を「止めたい・減らしたい」
と漢方薬を求めて来局される方が目立ちます。眠剤・安定剤の代わりに漢方薬
を飲めば同じように心身の不調も改善し、そして身体にも優しいと考えられる
人が大半です。

 でも残念ながら、そんなシャープな効果はまずありません。ただ、身体には
優しい(副作用などの問題が少ない意味)と言えるので、漢方薬を飲みつつ
眠剤・安定剤を減らすことはできます。更に、漢方薬さえも減らすこともでき
ます。

 減らすためには、ポイントがあります。その人の生活パターン、物事の受け
止め方や考え方のクセ、現在のストレス状況、・・・などを把握した上で、
眠剤・安定剤を減らすためのスキルを身につけてもらいます。

 そのスキルとは、質の良い睡眠に相応しい行動パターンであったり、物事の
受け止め方や考え方の幅を広げることであったり、ストレスへの対処法など。

 当薬局では、睡眠指導や認知行動療法・自律訓練法・マインドフルネス等の
心理療法、森田療法やアドラー心理学の話をしたりと、あの手この手で眠剤・
安定剤を減らす方法を実施して10年になります。

 まだまだ発展させる余地はありますが、「眠剤・安定剤を減らしたい」と
の思いを持っている人は、一度ご相談ください。


  漢方薬と東洋医学の相談、心療内科と心の相談、丁寧な説明
 長岡の相談薬局・ひろはし薬局
  薬剤師・心理カウンセラー(公認心理師)  廣橋 義和
 
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