女性蔑視発言でオリパラ委員長を辞任した森氏。その後任とされる川渕氏。
連日、何回もこのお二方の映像が流れ、頭に浮かんだフレーズがあります。
「サルコペニア」。分かりやすく言うと、筋肉量の減少、筋力低下のこと。
83才の森氏と84歳の川渕氏、ほぼ同年齢の二人を見て、一見して
見た目の若さが違うと感じたのは私だけでしょうか。84才とは言え、
肌に張りもあり平均寿命を超えているとは思えない見た目の川渕氏に対し、
1才若いと言えども眼はくぼみ頬もこけ如何にも老人ぽくなられた森氏。
森氏の筋力低下の程度はわかりませんが、顔面の筋肉量が減った状態は
サルコペニアです。筋肉が減れば筋力も落ちますし、その結果身体能力も
衰えますし、病気への抵抗力・回復力も落ちます。虚弱(フレイル)と
呼ばれる状態です。
一般的な老化現象なので、病的な状態とするのか議論があるかと思い
ます。ただ、介入(治療やリハビリ)などにより、進行を遅らせたり、
認知症や骨折などを予防できることもわかり、病的な老化現象もあると
考えられます。それらをサルコペニアやフレイルという言葉で表現して
いるわけです。
森氏の状態がサルコペニアに相当するかは、正直テレビ画面だけでは
判断できません。ただ、今のうちから対処すれば、いろいろなリスクを
避けることができます。
漢方では、「腎虚」の概念で説明されますが、それは結果であって
上流には「脾虚」「血虚」があると考えます。これに基づき、現代医学
的に対策を表現すれば、胃腸の消化吸収機能を高め(維持し)、栄養を
しっかり摂り入れるということです。
併せて、摂り入れた栄養を筋肉などにするには、日常の活動や運動が
リハビリとして重要になります。サルコペニアとは、筋肉量が減少した
結果、皮膚が張りを失い、たるみ、くぼみ、瘦せこける状態で、一見して
「老けた」ように見えるのです。
たまたま森氏と川渕氏を引き合いに出しましたが、女性であっても同じ。
胃腸機能、栄養、日常活動や運動、この3点を意識して、いつまでも若々
しくありたいものです。
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