医療者に対するワクチン接種が始まって、アナフィラキシー症状や筋肉痛など
摂取後の反応が聞かれるようになっています。アナフィラキシー症状だとしても
普通の対応で済むようですので過度の心配は不要のようです。筋肉痛なども2日
程度の辛抱(動かすとチョット痛むかな?くらいらしい)とのことです。
この辺は報道などで多くの方が知っている内容かと思いますが、2日間だけお酒
に酔いやすくなった、という話もありますので「打ったら飲むな」と覚えておき
ましょう。
そして、宣言解除が決定しました。私たちは1年以上かなり不自由な生活を
強いられてきました。その影響でしょうか、胃腸の不調を訴える方が4~5割に
のぼるとの調査結果が、ヒューマン・データ・ラボラトリより報告されています。
胃の不調の具体的症状は、胃もたれ、胃痛、胸やけ、などで医療機関で検査を
しても7割は異常がないようです。このことは、胃腸の動き(機能)に乱れが
あり症状は出ているものの、潰瘍や炎症所見など器質的な変化は認められないと
いうことです。
原因の多くは、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足による胃腸の蠕動運動低下、
生活リズムの乱れ(メリハリのない生活)による胃腸の蠕動運動異常、そして
ストレスによる胃腸機能の失調、などですね。
不調の原因は人により様々でしょうが、一つとは限りません。二つ、三つの
原因も割合も人それぞれ、人生いろいろなのです。ただ、同じ症状でも原因が
違えば生活上の注意すべき事柄も変わってきます。ポイントはここなのです。
食べ過ぎ・飲み過ぎを改善しないで、薬だけを飲んで一時しのぎにはなっても
治ることはないでしょう。
運動や日常活動を増やすのか、生活リズムを調えるのか、ストレスの上手い
対処法を身に着けるのか、何をどの程度変えればいいのか、それを一番知って
いるのは本人です。医療者は、そのお手伝いをするだけなのだと気づいたのは
いろいろな経験を積んだ後ですし、今も日々新たな気づきや疑問が浮かんで
来ます。
薬剤師・公認心理師としての私の役割は、医薬品やサプリメントを販売する
だけではなく、「重大な病気が背景にないか」「現代医学をベースに漢方的・
心身医学的視点で全人的に寄り添い」「治っても治らなくても最後まで関わる」
ことと考えています。薬が必要なのは一部分で、食事や運動、生活リズム、
心身の不調に対する不安などを傾聴することも重要だと思うのです。
ということで、機能性の不調には漢方薬が向いており、まずは漢方薬(選定
はプロにお任せください)で症状を改善します。その上で、漢方薬の性質から
不調の背景を推定し、真の原因となった根本を改善するアドバイスすることで、
体質改善につなげれば、慢性の不調や繰り返してきたトラブルから卒業できる
のではないでしょうか。
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薬剤師・心理カウンセラー(公認心理師) 廣橋 義和
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