入浴による突然死を防ぐために

 もう少し紅葉を楽しみたいと思ってはいますが、急に冷え込み
気分は冬モードです。でも、秋という季節柄、温泉旅行を楽しんで
いる方も多いのではないでしょうか。

 私事ですけど、5年ほど前に町内の方が温泉入浴中に亡くなり
ました。交通事故と違って報道されることは少ないのですが、
入浴中の死亡事故は交通事故の2~3倍とされます。

 先日、鹿児島大学の勝山らが、近年のデータをまとめ、報告し
ました。それによると、1年の入浴関連死の半数が12月~2月に
集中しています。まさに危険な時期に突入するわけです。

 死亡した人の90%が65歳以上であり、男女差はありません。
そして、飲酒していた人は4%で、アルコールの影響は入浴死に
関する限り認められません。
(大多数の方の予想を裏切る結果ではないでしょうか)

 勝山らのすごいところは、気温との関係も調べたことです。
自律神経系が関係するのでしょう。1日の最高気温が平均で
13℃以下(鹿児島県)、1日の気温差が10℃あると入浴
関連死が発生しやすくなるとしています。

 確か、秋田県の消防がまとめた報告では、居間・脱衣場・
湯温の寒暖差もリスク要因としてありました。
芯から温まる入浴は、これからの時期の生活では楽しみの一つ
でしょう。

 ただ、楽しみが悲しみに変わらないよう、室内外の温度差を
気にしながら、安全な入浴を、あるいは温泉旅行を心がけ
ましょう。もちろん、脱水症にも注意してください。



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