暑さで腎臓が危ない

 北陸は梅雨明けしたようです。と言っても、梅雨らしい天候は
あまり記憶になく、真夏の暑さがずーっと続いている印象です。
この暑さで、水分をしっかり摂っていることと思います。
熱中症対策は重要ですね。

 ところで、水分摂取量に比べて小便の量が減っているのでは
ないでしょうか。大部分の人は、体温調節のために大量の水分が
汗腺から汗(見える見えないにかかわらず)として出ています。

 そのため、腎臓から尿として排泄する水分を減らしている
ので、多くの人はトイレの回数が少なくなっているはずです。
これは、腎臓に流れる血液量も減っていると考えます。

 もちろん、単純に尿量に比例しているわけではなく、
再吸収という形で原尿から水分を体内に戻しているのです。
でも、腎臓に流れる血液量は減っていることに変わりは
ありません。

 この暑さで、水分摂取が不十分で脱水状態(近い状態でも)
になったとすると、腎臓に流れる血液は極端に減ります。
これだけでも、人によっては急性腎不全になって、一時的に
人工透析をすることもあります。

 注意したいのは、糖尿病や高血圧などの方、および高齢者は
もともと腎機能が低下しているため、急性腎不全の危険性が
高くなっているとの自覚に乏しいことでしょう。

 さらに、身体の痛みがあり、消炎鎮痛薬を飲んでいる方では
薬の作用で腎臓に流れる血液が減ります。若い方でも、脱水と
重なれば、急性腎不全になりやすいですし、高齢者であれば
常に危ない状態と考えていいと思っています。

 脱水による熱中症にも気をつけて欲しいのですが、スポーツ
飲料やソフトドリンクなどの摂り過ぎは糖尿病になりやすい
ですし、急性腎不全の危険性も考えて、暑い夏を無事過ごして
いただきたいと考えます。



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