4 精神(心)の不調・心療内科相談と漢方

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 東洋医学では、精神(心)の不調や心身症も、五臓〈肝・心・脾・肺・腎〉の
バランスの乱れ、および〈気・血・津液(水)〉の異常により起こると考えます。
 したがって、漢方薬で全体のバランスを調え異常を改善すれば、自然と
精神(心)も落ち着き、「心身症」の症状も安定してきます。
 また、公認心理師でもある薬剤師の面談スタイルは、どことなく自然に
カウンセリングや心理療法の雰囲気があり、来談者の多くがその点を
高く評価してくれています。それゆえ、『心療漢方』と称しています。

《精神(心)の不調》
   不眠・パニック障害・過換気症候群不安症・不安障害・緊張症・
   うつ状態・強迫神経症・摂食障害・統合失調症・興奮しやすい・
     イライラする、など
 五臓〈肝・心・脾・肺・腎〉のすべてが精神(心)の不調に関係するため、
 診たてを重視します。その上で〈気〉や〈血〉に生じた異常を解消する
 漢方薬を使用します。
 また、薬物治療と心理療法の併用は効果が高いことが示されており、
 再発防止も視野に入れ、当薬局では積極的におススメします。
 漢方薬は抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬(精神安定剤)に比べて、
 効果は劣るものの、副作用や依存性なども少ないため、身体や心への
 自然な効き目で改善できるのです。

《心療内科の症状(心身症)》
   不定愁訴・自律神経失調症、など
 身体と心は、切っても切れない関係と、東洋医学では考えています。
 現代でも心身医学・心療内科学により明らかにされていますが、
 漢方薬の抗ストレス作用で、全身の不調を穏やかに改善してゆきます。
 複数の症状があっても、基本的に1~2種類の漢方薬で対処できるので、
 多剤服用などの心配もほとんどありません。