パニック障害や過呼吸と足湯

 久々に東洋医学会に参加してきました。オンラインで参加
できたコロナ禍の頃と違って、リアルで参加すると参加者の
熱気が伝わってきます。交通費や宿泊費と熱気や空気感を
天秤にかけながら、学会の参加方法を考えてみます。

 では、印象に残った内容から私なりに整理してみます。
若い女性に発症しやすい症状にパニック発作があります。
過呼吸発作を伴うことも多く、本人としては死ぬような恐怖を
感じます。

 一度、恐怖を体験すると「次に起きたら、、、」と不安を
抱き、それが次の発作を起こしやすくしたり、日常生活に
支障が出たりします。

 一般的な治療は、うつや不安に用いるSSRIと抗不安薬を
用いて症状を軽減させた後、認知行動療法などの心理療法で
再発防止に向けて日常生活への影響を小さくしてゆきます。

 とはいうものの、医師の忙しい診察現場では、薬を出して
終わりにしているケースも多く、ダラダラと薬だけを飲み
続けているのが実情です。それを改善したくて、心療内科や
漢方薬にたどり着く人も多いのです。

 東洋医学会では、心療内科学会でも仲良くさせてもらって
いる西田先生の話が参考になりました。また、明治鍼灸大学の
伊藤教授の養生法も含蓄のある内容でしたので、この辺りを
整理してみます。

 まず、SSRIや抗不安薬を使用しなくても、中程度までの
パニック発作であれば漢方薬でも十分な効果が期待できます。
そして、認知行動療法などをアレンジしてマインドフルネスや
足湯などを実践すると良いようです。

 足湯は準備が必要ですので、足にお灸するのも同じ効果が
得られるでしょう。お灸が難しければ使い捨てカイロを足に
当ててもいいと思います。足湯よりはハードルが下がったと
思います。

 西田先生は「頭寒足熱」という表現をしていましたが、
まさにその通りだと思いました。私は今まで自律訓練法と
漢方薬を組み合わせて対応してきたのですが、呼吸法や
マインドフルネスや足へのお灸(足湯も含めて)も
養生法に加えてみようと考えています。

 SSRIや抗不安薬からの卒業を考えたときに、漢方薬
以外にも選択肢があることを覚えておいてください。


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