便秘は腎臓、下痢は肝臓に悪い

 いまや、腸内細菌が多くの病気と関連することは、多くの人に
知られています。そして、腸内細菌のバランスは食事によって
変わることも。では、排便回数との関連は?

 それを調べた研究があります。米国のヨハネス・ジョンソン・
マルチネスらは、健康な人を対象に排便回数と腸内細菌叢および
血液中の化学物質を調べた結果を報告しています。
(Cell Reports Medicine)

 その結果、便秘の人(排便回数が少ない人)は、たんぱく質を
分解する細菌が増加し、腎臓に悪影響を及ぼすインドキシル硫酸
などの化学物質が血液中で増えていたとのことです。

 一方、下痢の人(排便回数が多い人)は、胃や小腸に生息する
細菌が増加し、血液中には肝臓に悪影響を及ぼす化学物質が増えて
いるということがわかりました。

 今年は何故か腎臓病の相談が増えました。また、年末に向けて
宴会が増えて肝臓が気になる方も多いでしょう。腸内細菌と共に
排便回数も注意してみてはいかがでしょう。

 一般的には、便秘には下剤、下痢には止瀉薬(下痢止め)を
使い、プロバイオティクスとして乳酸菌製剤などの整腸薬を
プラスします。

 東洋医学では、寒・熱の視点も取り入れ、胃腸の冷えによる
下痢や便秘、胃腸の熱による下痢や便秘、という考え方もあり
ます。頑固な下痢や便秘の際はご相談ください。
そして、肝臓や腎臓の健康を守りましょう。


 漢方薬と東洋医学の相談、心療内科領域の心の相談、丁寧な説明
 長岡の相談薬局・ひろはし薬局  TEL (0258)37-7551
 薬剤師・公認心理師・スクールカウンセラー  廣橋 義和

 問い合わせはこちらからどうぞ

 ひろはし薬局LINE公式アカウント開設しました
  ID @198xhqqe  よかったら登録してください

メールは《Re:タイトル》でお願いします。
メールマガジンの申込も随時受付中
     8hirohashi\gmail.com (\は@に変えてください)  

 薬機法の関係で、具体的な薬品名は表示を控えています。

 講演の依頼、受付ています。お気軽にお問い合わせください。

 訪問による出張相談・在宅相談にも積極的に応じています。
ひきこもり・うつ病などのメンタル相談、外見の気になる皮膚病相談、
病中・病後など体力低下により外出困難な場合、など遠慮なくお申し付けください
カテゴリー: 胃と腸・食道・肝臓・膵臓, 腎臓・泌尿器・男性生殖器 タグ: , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です