アカギレやしもやけの出来やすい時期です。
もう、できた人もいるかもしれませんね。
本来なら、出来やすい人は、先回りして予防に努める方が効果的
なのですが、私も含めて後手後手になる人も多いようです。
まず、アカギレは皮膚が厚くなった所にできます。手の指先や
足の踵は典型的にできやすい場所です。もう少し正確に言うなら
皮膚が硬くなると(厚い所は硬い)曲げ伸ばしに耐え切れず、
割れてしまいます。
手は指先だけでなく、手の甲側の関節部分にも、出来ます。
たぶん、厚くなっても硬くなっても、力も加えず曲げ伸ばしも
しなければ、割れることはないでしょう。ガサガサに荒れるかも
しれませんけど。
皮膚が厚く硬くなるのは、乾燥が大きな原因です。乾燥する
背景には、湿度の影響もありますが、気温の低下で手足が冷え、
血流が悪くなることとも関係あります。
新陳代謝が悪くなり、皮膚の古い角層が長く残ると厚くなり
ますし、角層は死んだ細胞なので乾燥が進みますから、硬く
なるのです。
血流が悪くなると、皮膚を内側から潤す働きも低下し、やはり
乾燥します。寒くなると汗はほとんどかきませんので、バリア層も
薄く弱くなり、乾燥も進みますし、刺激にも敏感になる結果、
皮膚は厚くなりやすいのです。
とにかく、多くの理由で、皮膚は厚く硬くなりやすく、そのため
アカギレができやすいのです。
予防には、冷えを改善することと、乾燥を防ぐためのスキンケアを
日常的に行うことが欠かせません。
そして残念ながら、アカギレができてしまったら、アカギレを
早く治しつつも、硬い皮膚を柔らかくするためのスキンケアも
同時に行うことが重要です。
このときに私がおススメしているのが、紫雲膏です。漢方の
軟膏なので、独特の匂いがありますが嫌な匂いではありません。
そして、色が赤紫色なので、紫雲膏という名称となってます。
この軟膏を、アカギレで割れた部位に埋め込むようにすると
痛みも早く治まり傷の治りが早いことに驚くことでしょう。
硬い皮膚を柔らかくする働きもありますが、その効果を十分に
引き出すには、使う前に皮膚を潤しておくといいです。
入浴後、水仕事の後、など、皮膚が乾燥する前に、紫雲膏を
使うと、傷を早く治しながら、エモリエントとして皮膚を
柔らかくしながら保護します。
市販の尿素系クリームだけで対処しているなら、効果は
不十分かと思います。場合によっては、悪化させることも
ありますので、アカギレができた方は当薬局まで一度
足を運んでみてください。
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薬剤師・公認心理師・スクールカウンセラー 廣橋 義和
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