顎関節症にも心理療法が有効

 顎関節症は、歯科領域の心身症として有名です。でも、だからと
いって、通常の検査や治療が無意味という意味ではありません。
まずは、しっかりと検査で調べることが大切です。

 ただ、原因に関わらず顎関節症は慢性痛として扱われ、しかも
治療法の評価も様々です。そこで、カナダのLiang Yaoらは
過去の文献をまとめ、どれが有効な治療法なのかを調べました。
BMJ誌(https://doi.org/10.1136/bmj-2023-076226)

 その結果、ストレスが関係する心身症らしく、リラクセーションを
加えた認知行動療法が、最も効果的とされました。
私たちはストレスを脅威と判断して交感神経系を活性化させます。
その結果、全身の筋肉が緊張し、顎では顎関節に症状が現れます。

 ですから、筋肉の緊張をリラクセーションで緩め、ストレスに
対して適切な対処法がとれるように認知行動療法のスキルを
身につけてもらうわけです。

 この方向性に沿っているなら、認知行動療法でなくても
十分な効果は上がることでしょう。例えば、自律訓練法や臨床
動作法、対人関係療法、ヨガやストレッチ、マインドフルネス、
催眠療法、などが使えそうです。

 そして、大切なことは、最終的には自分自身でストレスの
コントロールができるようになり、顎関節症という症状から
解放されることです。
そのためには、薬を使用して終わるのではなく、きちんと話を
聴いて、ストレスに気づくよう時間をかける必要もあると思い
ます。

 認知行動療法の有効性が示されたということは、心理的な
ストレスへの対応が必要だということです。それを理解する
ことから(患者も医療者も)顎関節症の治療はスタートする
のではないでしょうか。



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 薬剤師・公認心理師・スクールカウンセラー  廣橋 義和

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