頭痛薬に潜む依存成分

 私は相談に際し、最少の薬で最大の効果を得られるようにと
考えています。そのためには、日頃の食事や生活リズムなどの
重要さも説明するよう心掛けています。

 ただ、最少の薬で最大の効果を得るには、その人の体質や
生活がわからないとなりませんし、適切な判断もできません。
そんな意味でも、ある程度、定期的に顔を合わしていることが
望ましいといえます。

 数か月に1回くらいの頻度で、何か必要な薬があればいいの
ですが、なければ当薬局のセミナーに参加するとか、肩こりや
スキンケアの相談をしてみるとか、ストレスを掃き出しにくる
とか、何でも構いません。

 たとえば、定期的に頭痛薬を飲んでいる方がいるとします。
よほど目立った買い方でなければ、普通に買えることでしょう。
ドラッグストアやネット販売なら何も問題なく。

 でも、今、頭痛専門医の間で、頭痛薬が問題視されていることを
考えて、声をかけてくれるところはあるでしょうか?あるとは
思いますが、少数ではないでしょうか。

 市販の頭痛薬の多くと、医療用鎮痛薬の一部には、鎮痛補助薬
として依存性の高い成分が含まれています。月に1~2回程度
なら、ほとんど心配する必要はないと思います。

 しかし、月に10回以上となると私は心配になります。
伝え方が悪かったかもしれませんが、以前、「減らせるといい
ですね」と伝えた方は、2度と来局されません。今なら、もう
少しは気分を害さないような伝え方ができるかもしれません。

 近年、薬剤性頭痛という頭痛薬の使用過多で起こる頭痛が
注目されています。市販薬では依存成分が配合されたタイプの
頭痛薬は要注意ですし、医師の処方箋でもらっている薬でも
起こってますから、今一度、自分の頭痛の記録をつけてみて
現状を把握してみると良いかと思います。

 理想かも知れませんが、最少の薬で最大の効果を得るよう
できる範囲の工夫を加えたいと思います。
その為のツールとして、私には漢方に対する知識と経験が
ありますし、ストレス対策には公認心理師としての多くの
身につけたスキルがあります。

 これらを使いながら、もう少し、理想を追い求めたいと
考えます。
来年もよろしくお願いします。


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 薬剤師・公認心理師・スクールカウンセラー  廣橋 義和

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