なぜ冷えると痛みやすいのか?

 痛み(急性痛)は、身体の危険信号としての意味があります。
だから、痛みを避けて安静にすることで治りやすくなります。
しかし、痛みという不快な信号を消したり和らげたりする「薬」
という道具を私たちは持っています。

 ただ、そのおかげで痛み止めで痛みを抑えるものの、安静に
過ごすことを忘れてしまうと、イエローカードでなくレッド
カードを出され退場することになりかねません。
信号が出ていることを忘れてはいけないということですね。

 しかし、安静にしていても、冷えたりすると、あるいは
天候の悪化に伴って、痛みが増悪することもあります。
東洋医学では、「寒邪」という冷えによる病因が存在します。
これはこれで、多くの方は納得していただけますが、もう少し
科学的に説明してみたいと思います。

 冷えると、自律神経の一つ交感神経が活性化します。これに
より、血管が収縮し血行不良となります。痛み物質は長く留まり
やすく、酸素不足や新陳代謝の低下なども加わり、痛みは増強
してきます。

 冷えだけでなく、ストレスも交感神経を活性化させます。
現在のストレス社会では、多くの人は知らず知らずのうちに
交感神経を活性化させており、冷えの影響をより強く受ける
身体になっているといえます。

 また、私たちの身体は痛みを脳へ伝える神経だけでなく、
痛みを抑える下降性疼痛抑制系という脳から身体の各部位へ
つながるシステムを持っています。

 ところが、慢性的な冷えによって、このシステムの働きが
低下することもわかっています。このシステムが低下すること
は、今までと同じ痛みの強さであっても、より強く感じると
いう痛覚過敏の状態になるということです。

 他にも、中枢感作などが関係してきますが、少し複雑になり
ますので今回は割愛します。

 「冷え」という概念は、現代の医学には存在しまていせん。
ですから「冷え」による痛みの悪化に対しては、東洋医学的な
考えを取り入れることをおススメします。

 入浴などで痛みが楽に感じる方は、たいてい冷えを内側に
抱えています。使い捨てカイロなどを使うこととともに
身体の内から温めることも意識すると、早く傷みも楽に
なることでしょう。

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