不調に対する東洋医学の視点・考え方・治し方
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漢方薬はバランス(自律神経系、内分泌・ホルモン系、免疫系、体内時計、
心と身体)を調える手段です。
1.どこで(五臓や表裏)、何が(気血水、六邪、七情)、
バランス(虚実、陰陽、五臓、六病位、巡り)を崩しているのか?
2.その乱れを、どのように改善(発表、瀉下、和解、補気、温補、
清熱、順気、安神、補血、駆瘀血、滋陰、利水)するか
3.そのためには、どの漢方薬を選べばいいのか(診たて)
4.さらに、どのような生活(漢方薬ごとに適した養生法)で、再発を
防止(良いバランスを維持)していくか
など、東洋医学的な診たてを重視します。
《 不調をとらえる東洋医学的な視点 》
■瘀血は婦人病のもと!
血がドロドロして滞る症状を瘀血(オケツ)といいます。瘀血が体内にたまると、
子宮や卵巣が影響を受け、婦人病や不妊症の原因になります。
瘀血は生理と密接に関係しており、生理不順を起こすこともありますが、
生理不順が瘀血をためることにもなります。瘀血の解消=婦人病治療です。
【 主な病気や症状 】生理痛・生理不順・内膜症・不妊症・不正出血・子宮筋腫・など
■めまい・耳鳴り・頭痛は水毒を解消!
頭部の水分代謝が悪い(水毒)と頭痛を起こしたり、めまいや耳鳴りの原因になります。
身体にイタズラをする水毒を解消する漢方薬で、体質改善すれば心も身体もスッキリ
します。
【 主な病気や症状 】片頭痛・頭痛体質・めまい・耳鳴り・メニエール・など
■肝臓・膵臓・胃腸の病は建中湯や人参剤で脾虚を改善!
肝臓や膵臓などの消化器管は漢方でも重要臓器と考えます。
弱った内臓に力をつけ、元気にするのが建中湯類や人参剤です。
脾虚を改善すれば、身体の芯から丈夫になり元気も回復してゆきます。
【 主な病気や症状 】肝機能異常・膵炎・糖尿病・胆石・胃下垂・消化不良・
太れない・など
■自律神経失調には肝・心の調整を!
漢方では、肝・心の働き(肝臓や心臓とは違います)にトラブルが出ると
自律神経失調症になりやすいと考えます。
実際に、肝や心を調整する漢方薬で改善する方が多くいます。
他に原因があっても、全身を調整する漢方薬には得意の分野です。
【 主な病気や症状 】更年期障害・のぼせ・冷え性・低血圧・など
■ガンコな皮膚病は血熱を冷ます!
便秘やストレス・食事などが原因で血が病的な熱を持つことがあります。
血熱による傷害を防ぐため、身体は皮膚から発散させようとします。
治りにくい皮膚病や慢性の皮膚病の原因に、このように血熱が関与
することがあります。
【 主な病気や症状 】アトピー性皮膚炎・にきび・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・
慢性じんましん・など
■「冷えたら痛む」なら温めろ!
寒くなると痛くなる神経痛やリウマチは体内の冷えが原因と考えます。
入浴で軽くなることもありますが、根本改善するには漢方薬で身体の
芯からシッカリと温めることが重要です。
【 主な病気や症状 】リウマチ・神経痛・膝の痛み・腰痛・など
■漢方美人に肌トラブルなし!
漢方薬は美容に影響を与える、血液循環・便秘・ホルモンバランス・
精神的なストレス・・・など、心も身体も全身のバランスを総合的に
調整し改善します。
身体の内側から改善するので、若々しい素肌を実感できます。
【 主な病気や症状 】ニキビ・ニキビ痕・肌荒れ・目の下のクマ・シミ・
しわ・イボ・爪の異常・髪のトラブル・など
■ストレスは溜めずに発散!
ストレスためていませんか?ストレスが原因となる病気は多く、
最悪では突然死の引き金になることも。
漢方薬はストレスを溜めにくい身体を作り、溜まったストレスは発散して、
身体と心を守ります。
【 主な病気や症状 】胃潰瘍・喘息・円形脱毛症・チック・うつ病・
不眠症・パニック障害など
■ガン・難病は気・血の滞りを去る!
ガンや難病の多くは、気・血の流れに障害があります。
その流れを順調にするのが第一段階。
順調になれば、身体の回復力が増し、治療の効果も上がります。
漢方薬は、気・血の滞りを去る作用(西洋医学にはありません)があり、
難病でも成果をあげています。
【 主な病気や症状 】各種ガン・膠原病・パーキンソン病・小脳疾患・など
また、牛黄、熊胆、鹿茸、三七人参、アガリクス、冬虫夏草、・・・など、
品質のよい生薬を取り揃えています