摂食障害における親の役割

 つい最近まで朝日新聞で連載されていた摂食障害の記事は、
知識として知ってはいても「摂食障害は死ぬ病気」だと改めて
認識させられました。

 摂食障害の本質は「食べられない病気・痩せる病気」では
ありません。その背景には、自己肯定感の低さや他人からの
評価に対する過剰な怯え、などがあります。

 ですから摂食障害の人に対して「もっと食べないと・・・」
とか「ぽっちゃりした方が可愛いよ」などと言葉をかけても
効果がありません。

 むしろ、家族だからこそ体調を気づかって、積極的に声掛け
することでしょう。でも多くの場合、それが逆効果になっている
ようです。

 もし、家族に摂食障害の患者がいたら、親として、兄弟姉妹
として、どんな対応をすればいいのか、考えてみましょう。
タイトルは「親の役割」ですから、親の立場で考えますが、
兄弟姉妹でも役割は基本的に同じです。

 本質が「食べる・食べない」や「太っている・痩せている」
ではない以上、それ以外のことを話題にします。できれば、
本人の存在そのものが家族にとってかけがえのない大切な
存在であることをイメージできるような声掛けであれば
一番です。

 ただ、さりげなく、自然な会話がいいので、無理やり
大切な存在に結び付ける必要はありません。その人が家族から
愛情をいっぱい受けていることが伝わればいいのです。

 心配のあまり近づき過ぎる(過干渉)ことなく、かと言って
腫れものを触るように離れ過ぎてコミュニケーションをしない
(放棄)のも、よくありません。適度な心理的距離感が重要
です。

 摂食障害に効果的とされる心理療法には、対人関係療法や
再養育療法や家族療法などがありますが、いずれも心理的距離感
を適度にして、自己表現を身につける方法と言えます。

 必要な時間はケースバイケースですが、徐々に家庭の雰囲気が
温かいものに変わっていくことでしょう。旅人のコートを脱がす
のは温かい太陽でしたよね。



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