夜の頻尿と塩分摂取量

 大雑把な計算ですが、非常事態宣言が出された東京都では、新型コロナウィルスの
感染率は約0.01%です。実際にはもっと多いと思われますが、人口1万人あたり
1人の感染者が発生すると、社会活動をある程度止める必要が出てくるという本当に
大雑把な数字です。もちろん、クラスターなど他の要因は敢えて無視しています。

 10万人都市で10人、50万人都市で50人ですので、自身の住所に当ててみれば、
今現在のリスクが何となく掴めるのではないでしょうか。因みに当地長岡なら合併前の
市街地の人口は約20万人ですので、現在のリスクはそう高くないと思うのです。
油断禁物ですが、冷静に対応する余裕はあるでしょう。

 さて、不眠の原因として夜間尿があります。眠剤で無理やり眠らせても
中途でトイレに行くために起きてしまいます。眠剤の作用もあり、ふらつき・
転倒が高齢者では問題になります。

 夜何回も起きてしまう頻尿の人だと、頻尿の原因を治すことがベストだと
思います。私のところへ相談に来る人だけかもしれませんが、不眠というだけで
何も確認されずに眠剤を処方されている人が多いのです。

 ほとんどの人が「漢方薬が欲しい」というわけですが、一通りのチェックを
すると、夜間尿があり睡眠を妨げているという人が半数以上でしょうか。です
から、さらにチェックすると心不全が背景に見つかったり、腎臓病が疑われたり
と生活習慣病が背後に浮かんで来ます。

 時々、明らかに塩分の摂り過ぎが不眠の原因になっている人もいます。すると、
私は漢方薬の前に食事の話に持っていくわけです。よほどの高齢者ならQOL
(生活の質)を優先して食事のアドバイスは触れる程度で済ませますが、そうで
なければ今後の5年・10年の病気予防を念頭に積極的にアドバイスをしています。

 その結果、嫌がられる人もいるように思っています。何分、私の性分なので
この年になっても、余計なお世話をしてしまうのです。「薬好きの人」には、
あまり有り難くない存在なのかもしれないですね。

 ということで、不眠の背後に「夜間尿」、それにつながる生活習慣病と多めの
塩分摂取があるということでした。


  漢方薬と東洋医学の相談、心療内科と心の相談、丁寧な説明
 長岡の相談薬局・ひろはし薬局
  薬剤師・心理カウンセラー(公認心理師)  廣橋 義和
 
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