10月は、大学講義が始まるうえに、講演が一つ、まちゼミが2テーマで、
何かとバタバタしそうです。「貧乏暇なし」と言うように、ある程度の忙しさ
って私らには必要なのでしょう。
まちゼミの一つは「ウィズコロナ時代の東洋医学的養生法」。否応なしに
新型コロナウィルスの出現によって私らの生活スタイルは一変しました。
相次ぐ芸能人の自死は、コミュニケーションの変化と無縁ではないでしょう。
もう一つのタイトルは「マイナス思考は悪くない」。非常事態といえる現状を
(みんなで)打破しよう!のように、「頑張ろう」「前向きに」などの強い
言葉が目立ちます。「もう少し緩やかでいいんじゃない」と言うのが私。
良い・悪いの二者択一ではなく、その間にあるグレーゾーンを認めるのって
非常に大切なのでは? 新型コロナウィルスを封じ込めゼロにすることは、
もはや不可能でしょう。ですから、アフターでもポストでもなくウィズコロナ
です。ウィズである以上、必要なのは持続的な生活スタイルです。もちろん、
「頑張って」瞬発力が必要な時もありますが。
そして、コミュニケーションも持続可能なものにする必要があります。
今までのように気軽に他人と会うのは、難しくなりました。在宅ワークが
増え、夫源病という病気が女性に増えたそうです。コミュニケーションの
変化が、心身の健康を脅かしているのです。
私ら一般人には想像できない芸能人のコミュニケーションスタイルですが、
竹内結子さん三浦春馬さん他、自死された芸能人にとって、今までの生活で
得られた「こころの栄養」とも言えるコミュニケーションの変化によって、
「うつ病」「うつ状態」になっていたと私は推察しています。
そのほか、芸能活動の自粛により、多くの人に注目されるという特別な
「こころの栄養」も大きく減少しました。「うつ病」を引き起こすには
十分な喪失体験だったと思われます。これ以上の自死が出ないためにも
ウィズコロナ時代のコミュニケーションのあり方を構築する必要があると
考えます。
そして、コミュニケーションの変化は芸能人だけでなく、私たちも同様
です。報道で30代女性の自死が相当増加していると知りました。変化が
病的なものであるなら、どのように介入すると良いか、私はその答えを
家族療法・システム療法の中に見い出せると思っています。
亡くなられた竹内結子さんのご冥福をお祈りします。
また、コミュニケーションの変化に思い当たる点があれば、全国にいる
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