第26回セミナー開催のお知らせ

 一般的に、「免疫力」とか「抵抗力」と表現されるのが「健康貯金」
ではないでしょうか。ただ、何事もバランスが大事で、免疫反応を
強くすれば確かに感染症やがんを防ぎやすくなるかもしれませんが、
アレルギーや自己免疫疾患が増えたり、サイトカインストームなどの
リスクが増えたりするのも事実なのです。

 だから、バランスの視点も取り入れて「健康貯金を増やす」ことを
今年最後のテーマにしました。いつまで続くかわからないセミナー
ですけれど、来年は少しペースを落とす予定でいます。
でも、取り上げたいテーマはまだ多くありますので、楽しみにして
いてください。


テーマ : 身体の健康貯金を増やす

内容 : 健康貯金を増やすメリット(予防、回復、再発防止)
     時間医学・時間栄養学からの視点
     感染症から学んだこと(免疫とサイトカインストーム)
     生活習慣病(がん、認知症、糖尿病、など)の対策    等


日時 : ①12月17日(火)18:30~
     ②12月19日(木)13:30~
     ③12月21日(土)10:30~  1~1.5時間程度

申込 : 電話 0258-37-7551 または
     メール 8hirohashi/gmail.com(/は@に変換) から
      氏名、電話番号、希望日時を忘れずにお知らせください

締切 : 12月14日(土)12時まで

定員 : それぞれ4~5名(先着順)

会場 : ひろはし薬局

参加費: 500円(年会費支払済の方)   今回のみ参加の方 800円

 では、申し込みをお待ちしています。


 漢方薬と東洋医学の相談、心療内科領域の心の相談、丁寧な説明
 長岡の相談薬局・ひろはし薬局  TEL (0258)37-7551
 薬剤師・公認心理師・スクールカウンセラー  廣橋 義和

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 薬機法の関係で、具体的な薬品名は表示を控えています。

 講演の依頼、受付ています。お気軽にお問い合わせください。

 訪問による出張相談・在宅相談にも積極的に応じています。
ひきこもり・うつ病などのメンタル相談、外見の気になる皮膚病相談、
病中・病後など体力低下により外出困難な場合、など遠慮なくお申し付けください
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便秘は腎臓、下痢は肝臓に悪い

 いまや、腸内細菌が多くの病気と関連することは、多くの人に
知られています。そして、腸内細菌のバランスは食事によって
変わることも。では、排便回数との関連は?

 それを調べた研究があります。米国のヨハネス・ジョンソン・
マルチネスらは、健康な人を対象に排便回数と腸内細菌叢および
血液中の化学物質を調べた結果を報告しています。
(Cell Reports Medicine)

 その結果、便秘の人(排便回数が少ない人)は、たんぱく質を
分解する細菌が増加し、腎臓に悪影響を及ぼすインドキシル硫酸
などの化学物質が血液中で増えていたとのことです。

 一方、下痢の人(排便回数が多い人)は、胃や小腸に生息する
細菌が増加し、血液中には肝臓に悪影響を及ぼす化学物質が増えて
いるということがわかりました。

 今年は何故か腎臓病の相談が増えました。また、年末に向けて
宴会が増えて肝臓が気になる方も多いでしょう。腸内細菌と共に
排便回数も注意してみてはいかがでしょう。

 一般的には、便秘には下剤、下痢には止瀉薬(下痢止め)を
使い、プロバイオティクスとして乳酸菌製剤などの整腸薬を
プラスします。

 東洋医学では、寒・熱の視点も取り入れ、胃腸の冷えによる
下痢や便秘、胃腸の熱による下痢や便秘、という考え方もあり
ます。頑固な下痢や便秘の際はご相談ください。
そして、肝臓や腎臓の健康を守りましょう。


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かぜ症状に「鼻うがい」と「点鼻」

 一気に涼しくなったかと思えば、蒸し蒸ししたりと、
なかなか服装の調整が大変ですね。
私の周りでは、体調を崩している方が目立ってきました。
気をつけてくださいませ。

 さて、新しいコロナワクチンをめぐって、特にネット上で
賑わっています。仮にワクチンを打っても新型コロナや
インフルエンザの感染を100%予防できるわけではないと
いうことは、ご存知でしょう。

 ただ、万が一にも感染した場合に、重症化や後遺症の
リスクが下がります。特に新型コロナ感染症の後遺症で
悩んでいる方が多い現実を考えると、ワクチンを打つことの
メリットも捨てがたいものがあると考えます。

 糖尿病や腎臓病や心臓病などの病気を持っている方は、
重症化すると厄介ですのでワクチン接種はメリットが大きい
かと思います。若くて元気な人は天秤にかけて判断してください。

 ところで、万が一にも感染した場合、受診すると思いますが、
薬を飲むこととともに、しっかり栄養を摂ること、休養や睡眠を
優先させること、などの養生はとても大切です。

 そして、イギリスからの報告ですが、食塩水の点鼻などで鼻を
洗い流すと、風邪の回復が早まるとの発表がありました。
(Nasal sprays and behavioural interventions
compared with usual care for acute respiratory
illness in primary care: a randomised,
controlled, open-label, parallel-group trial)
(https://www.thelancet.com/journals/lanres/
article/PIIS2213-2600(24)00140-1/fulltext)

 2か所の施設から別々に報告されてますが、鼻を洗い流すことで
かぜ症候群の回復が早まることは間違いないようです。
新型コロナやインフルエンザでも効果があるか不明ですが、
大きな問題は考えられませんので、トライしてみる価値はあると
思います。

 報告には、ジェルベースの点鼻薬だったり、濃い目の食塩水を
使ったりしているようですが、生理食塩水でも同様の結果と
なったようですから、刺激の少ない生理食塩水を私なら使います。

 点鼻するなら少し多めに噴霧して洗うくらいの量が必要かと
思います。鼻うがいなら、タップリと流せるので更に効果的
なのでしょうね。

 抗生物質なら耐性菌増加のリスクや腸内環境の乱れなどが
心配されますし、抗ウィルス薬は高価ですので、これらの
お世話にならずに済むなら試す価値は充分あるでしょう。
私も一度、鼻うがいにトライしてみようと思います。
もちろん、合わせて漢方薬もしっかり飲みます。



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第25回セミナーを開催します

 早いもので、今年も2ヶ月半を残すのみとなりました。
今年のセミナーの仕上げとして、健康生成論に基づき
「健康貯金を高める」ことをテーマに選びました。
11月は「心の健康貯金」、12月は「身体の健康貯金」です。

テーマ : 心の健康貯金を増やす

内容 : 心の健康貯金を増やすメリット
      (回復、再発防止、予防、幸せ作り)
     交流分析や対人関係療法から学ぶ
     マインドフルネスや森田療法から学ぶ
     ポジティブ心理学から学ぶ        など

日時 : ①11月9日(土)10:30~
     ②11月12日(火)18:30~
     ③11月14日(木)13:30~
                1~1.5時間程度

申込 : 電話 0258-37-7551  または
     メール 8hirohashi/gmail.com(/は@に変更)から
     氏名、電話番号、希望日時を忘れずにお知らせください

締切 : 11月6日(水)19時まで

定員 : それぞれ4~5名(先着順)

会場 : ひろはし薬局

参加費: 500円+(年会費500円)
     今回のみ参加の方 800円(年会費0円)

 ちょっとしたワークも取り入れて、より役立つ内容となるよう考えて
います。できたら、12月も参加されると心身両面からの健康づくりに
効果的かと思います。
連絡お待ちしてます。



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妊活へのカウンセリング

 10年ほど前に参加した家族療法学会で、不妊カウンセリング
というものを始めて知りました。私の相談スタイルのスタートは
漢方相談で、その漢方の恩師が不妊相談を中心にしていた関係で
不妊相談には深い思いを持っています。

 漢方相談を始めた頃は、20代後半から30代前半が不妊症の
ほとんどでしたが、徐々に年齢が上がり現在は、30代後半から
40代へと変化しています。

 当然、それなりに妊娠と出産に至る可能性は下がります。
ただ、現在は何らかの生殖医療(体外受精など)を行っている
カップルが大半ですので、その部分とのプラスマイナスで
出産率は大きく変化していないように思います。

 それでも、2~3割と言われる妊娠率、さらに1割程度低下
するとされる出産率、という現実は、多くの出産を望むカップル
には低すぎるのです。

 妊活中のカップルは、いろいろなストレスを抱えています。
直接「まだなの?」などの声をかけられることもあれば、声を
かけられなくても無言のプレッシャーを感じるものです。
周囲の人にとって「じゃぁ、どうすれば?」と思うでしょうが
温かく普通に接することしかできないかなと思います。

 コミュニケーションとは、結局は相手がどのように受け止める
か、なので発信側だけでコントロールできるものではないことを
知っておくことが重要だと考えます。今の自分の言動は、相手に
どんな風に伝わっているかな、と考えることが大事なのです。

 また、妊活中に何回か訪れる生理(つまり妊娠していない)は、
女性にとって大きな精神的ダメージを与えます。医療者も含めて
このときの言葉かけは慎重であるべきと考えます。もちろん、
夫からの声掛けは非常に重要で、「また・・・」「次・・・」と
安易に言うことは控えるべきでしょう。

 大切なのは、つらい気持ちに寄り添うことなので、良い言葉を
かけようとするよりも、近くで寄り添うだけでも大きな安心感に
包まれるのではないでしょうか。

 さらに、妊娠しても流産のリスクにおびえることもあるでしょう。
実際に流産することもあります。どんなに早い時期でも、傷つく
のは身体だけではありません。将来の未だ見ぬ自分たちの子どもを
亡くした一種の喪失体験なのです。

 そして、無事に出産までたどり着けても、今までとは違った
生活が待っています。これは妊娠中もそうですし、出産後は
ずーッと続くわけです。新たな体験ではありますが、生活が
変わるということも一種のストレスなのです。

 身体的な要因も加わって、産後うつ病のリスクは高くなって
います。夫である男性に、最も理解して欲しい点の一つです。
とにかく、妊娠してもしなくても、出産できてもできなくても、
妊活中の女性にはストレスが多いものです。

 そして、男性にもストレスは存在します。今や、不妊の原因の
半分は男性にあることがわかっています。不妊相談の中心は
過去も現在も女性ですけれど、現実から逃げているような印象も
持っています。ここに上手く介入できれば夫婦の関係ももっと
良好になり、妊活にも良い影響を与えることでしょう。

 最後に、残念ながら妊活には期限があります。止め時の
決定も大きな喪失感を伴うものです。ただ、「妊活の終了=
子どもを諦めること」ではありません。里親制度などを
利用した人もいます。いろいろな考え方を提案するのも
大切な仕事なのです。

 妊活は、大きなストレスを伴う活動で、あまり注目されて
いませんが、心理的な負担が大きいこともあり、本来は
きちんとフォローされるべきと考えます。
少なくとも私はその視点を忘れずに不妊相談に応えたいと
思います。




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乗り物酔いにも漢方薬

 秋は旅行シーズンです。私は、先週、金沢まで学会に参加する
ために出かけてきました。
鉄道は便が悪くなったので車で行ってきました。

 移動手段はいろいろありますが、せっかくの旅行が体調不良で
台無しになるのは避けたいものです。乗り物酔いもリスクの一つ。
一般的に、大人になると乗り物酔いは少なくなるようですが、
それでも頑固な「乗り物酔い」を持っている人もいます。

 そのような方は、日頃から「めまい症」を持っているかも
しれません。もしも、該当するなら、めまい症の治療を兼ねて
漢方薬を飲むのもいいと思います。

 乗り物酔いの症状とめまい症の症状は、重なる部分が多い
ので、東洋医学的には同じような病態として扱うことができる
のです。

 日頃、胃腸のトラブルが多い人なら、乗り物酔いの症状に
吐き気やムカムカが目立つかもしれません。それでしたら、
胃腸機能を回復させるような漢方薬がおススメですね。

 乗り物酔いから外れますが、トンネルを苦手としている
方も意外と多いようです。パニック症を持っている方も
いると思いますが、漢方薬は補助的にして心理療法を試して
みてはいかがでしょうか。

 いずれにしても、非日常を体験する貴重な機会ですので、
できるだけ良い体調で充実した時間や料理を楽しみたいもの
ですね。

 私の旅行? 秋は学会シーズンでもあり、けっこう予定が
入っているんです。でも、リフレッシュしたいと思います。


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太りたいのに太れない悩み

 おそらく多くの人にとっては、信じられない悩みなのでは
ないでしょうか?「私なんか水を飲んでも太るのに、、、」
「痩せてもすぐに元通り、、、」などが、一般的でしょう。

 悩みに重いも軽いもありませんが、「太りたい」人の悩みは
切実な印象があります。特殊な例では、がんによる体重減少で
「悪液質」とか最近では「がんロコモ」などと表現されています。

 ここまででなくても、「入院前の体重に戻したいけど食べ
られない」とか「食欲が落ちて食べられない」など。
このようなとき、いろいろな検査をしても数値上は問題ない
ことが多いもので、「病気ではないから治療できない」と
なるのが普通ではないでしょうか。

 私は、栄養学の専門家ではないので間違っているかも
しれませんが、たぶん栄養学でも解決できない悩みかと
考えています。

 誰の言葉か忘れましたが「悩みがあれば、必ず漢方薬が
存在する」という名言があります。「検査で異常が見つから
ないような悩みでも、不調を回復させるような漢方薬が
あるから安心してください」というメッセージなのです。

 実際、がん性の悪液質に漢方薬は使われ効果を上げて
いますし、漢方薬で食欲が増すことも頻繁に経験します。
簡単に解消するとは言いませんが、回復はその人のペースで
(つまり早い人も遅い人もいます)前へ進みます。

 このとき注意したいことが一つ。「焦り」は反って逆効果
ですので、自分の回復する力を信じて取り組むことです。
多くの漢方家は、「相談者の回復する力」を信じています。
35年以上の相談経験から、誰にでも「回復する力」は
あると確信しています。

 ですから、少し長い目で自分の回復力を見守って欲しい
のです。そうすれば、数字だけでなく本当の意味での
「太る」ことが叶うでしょうね。

 漢方薬を提供するだけではなく、相談者の不安に寄り添い
伴走することが、漢方家には必要なのだと思います。
私は、これを「心療漢方」と呼んでいます。


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第24回セミナーは「咳」について

 前回から少し期間が空きましたが、次回のセミナーを
以下のように企画しました。
朝晩の気温が下がる今頃から、咳で悩む方が増えます。
そして、意外にも長引きます。
なので、その対策も含めてお話ししたいと思います。

テーマ : なぜか長引きやすい咳を早く治すには

内容 : こんな咳で困っていませんか
      (会話で、横になると、温度差で、、、、)
     3週間、8週間で原因が変わる?
     長引く咳で考えたいこと
     長引く咳が漢方薬で治りやすい理由
     咳のときのケアについて     など

日時 : ①10月10日(木)13:30~
     ②10月12日(土)10:30~
     ③10月15日(火)18:30~
             1~1.5時間程度

申込 : 電話 0258-37-7551 または
     メール 8hirohashi/gmail.com(/は@に変換)
  なお、氏名、電話番号、希望日時を忘れずにお知らせください

締切 : 10月7日(月)19時まで

定員 : それぞれ4~5名(先着順)

会場 : ひろはし薬局

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口内炎と舌炎

 口は食べ物が一番最初に入る器官なので、食べ物の硬さや
凸凹、熱さや冷たさなどの刺激を、真っ先に直接受け止める
ことになります。
ですから、口内炎や舌炎があると、飲食に伴い痛みが出たり
沁みたりします。

 一時的な体調の悪化が原因となることが多く、この場合は
放っておいても1~2週間で通常は回復します。
この1~2週間というのがポイントで、2週間経ても改善
しない口内炎や舌炎は、何か長引く原因があると考えて、
詳しい検査を行うことを考慮します。

 例えば、膠原病の一種ベーチェット病であったり、口内に
できるガンや前がん状態の可能性も出てきます。
あるいは貧血、糖尿病、金属アレルギー、なども原因と
なります。

 ですから、大抵は1~2週間で回復するものということを
頭に入れておけば、悪化するまで放置するということは避け
られると考えます。

 原因として多いのは、疲労や睡眠不足などの生活習慣などで
あったり、食欲不振や偏食などによる栄養不足がほとんどです。
これらにより口腔粘膜の血流低下や栄養不良を生じ、飲食物の
刺激や微生物の攻撃に耐えられず発症するイメージです。

 ですから、まずは、生活習慣や食事を見直すことが重要で、
そこを改善しないと、治るものも治りにくい状態となったり、
再発しやすくなったりします。

 しかし、多くの場合、そんなことを意識しなくても通常は
1~2週間で改善するのが一般的ですけど。
ただ、その回復を早めるために、あるいは再発を防止するために
ビタミンを補給したりします。

 ちなみに、口内炎用にステロイド含有の塗り薬や貼り薬が
用いられますが、痛みの緩和に役立っても回復が早まることは
ほとんどありません。

 ビタミン類は、主にB群(特にB2とB6)が用いられます。
これで回復しにくい場合には、ミネラルの補給を私は考えます。
薬局においては、ビタミンとミネラルの補給で7~8割の相談は
対処できる印象です。

 残りの2~3割は、漢方薬を使ったりしますが、その前に
治りにくい別の病気などを疑って専門医に紹介したりします。
舌炎の一部は『舌痛症』として、心理療法が必要になることも
あります。心身両面からの働きかけが必要で、医療者の総合力が
試される病気でもあります。

 このようなとき、東洋医学と心身医学を学んできて良かったと
感じます。


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台風・低気圧と頭痛

 うろうろするばかりで中々進まない台風10号に、国内が
翻弄されています。交通機関の乱れや避難など、日常生活への
悪影響はいつまで続くことでしょう。情報を更新しながら
適切な行動をとりたいものです。

 そして、慢性痛を持っている方、中でも片頭痛の方は
今回の台風10号で長期間苦しんでいるかもしれません。
なぜ、台風や低気圧で頭痛が悪化するのか。
その対策として、どんな方法があるのか。考えてみましょう。

 脳外科医や頭痛の専門家は、気圧の変化によって血管拡張や
交感神経の興奮と考えられていました。近年はglymphatic
システムの機能低下が有力視されています。

 また、総合診療医や心療内科医は、内耳のリンパ液貯留や
血流低下を考えているようです。
どちらも納得できるのですが、決定打に欠けるというのが
現状でしょうか。

 私は、内耳のリンパ液貯留をどちらかと言えば支持する
立場ですが、おそらく複数の要素が関係しているのでは
ないかと思います。それだけ、複雑なんですよね。

 ただ、漢方薬で水分代謝を改善してやると、多くの人で
改善に向かいます。確実ではないところが低気圧頭痛の
難しさですけれど、満足度はかなり高い印象です。だから、
内耳のリンパ液貯留の可能性が高いかと。

 そして、女性の方が男性よりも3倍罹患率が高いことが
最近の報告でわかっています。
(Fujimoto T, et al. BMC Res Notes. 2024;17:203.)
月経周期の黄体期は浮腫みやすいので、黄体期と低気圧が
重なるとリスクが高まると思われます。

 よって、総合的な対策を行うとすれば、
  規則正しい生活と睡眠リズムの安定
  良好なコミュニケーション
  身体を動かす習慣作り  など

 代わり映えはしませんが、結果的には、交感神経や
glymphaticシステムの安定につながりますし、内耳の
リンパ液貯留を改善することになると考えます。

 また、ホルモンバランスを整えることにも役立ちますが
月経トラブルがあれば、適切な漢方薬をしようすると
ホルモンバランスを調えつつも月経トラブルの改善も
できることでしょう。

 なお、身体に合った漢方薬は、東洋医学の知識および
経験を積んだ専門家にご相談ください。


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