「むくみ」に気づいたら

 夕方、靴やブーツが履きにくかった。帰宅して靴下を脱いだら
痕がクッキリついて戻りにくかった。朝起きて鏡を見たら顔が
浮腫んでいた。あるいは瞼が腫れていた。などなど

 いろんな形の浮腫みがあります。程度にもよりますが、病気
とは関係ないものなら安心できますが、中には受診・治療が
必要な浮腫みもあります。治療も、浮腫み=利尿薬という単純な
ものではありません。

 受診が必要な浮腫みは、先ず症状の強い浮腫みです。当たり前
ではありますが、内臓に問題があるかもしれません。腎臓だけで
なく、心臓や肝臓にもかかわってきます。他にも急に出てきた
浮腫みや皮膚の色が赤褐色になるような浮腫みも注意が必要です。

 浮腫みの程度が軽い場合は、自分の生活習慣を観察してみて
ください。水分摂取は多くないか、摂った水分が尿として、また
汗も含めて身体から出ているか、などです。

 アルコールを飲んだ翌日に浮腫むのは、水分摂取とおつまみに
含まれる塩分の影響が大きいでしょう。特に若い人は要注意かと
思います。外食の頻度が多い人も塩分過多になりやすいので、
浮腫みやすいと考えます。

 若い女性が浮腫む場合は、栄養不足があるかもしれません。
特にたんぱく質が不足していると浮腫みやすくなります。
ダイエットをしている人は特に注意が必要です。東洋医学的
には、冷えの影響も考えられます。

 逆に、中年~高齢者では、心臓病や腎臓病を念頭に置く
必要があります。その背景には高血圧が多いのではないで
しょうか。血圧計が家庭にあれば時々はチェックしてみる
ことをお勧めします。

 夕方に下半身が浮腫む場合は、足の動かし方が少ないと
考えます。特にふくらはぎの筋肉を使ってないと、浮腫み
やすくなります。これは、積極的に動かせば解消しやすい
浮腫みだと思います。かかとの上げ下げを意識してください。

 薬局での浮腫み相談は、上記のようなことを確認しながら
受診の必要性を判断しています。

 生活習慣による浮腫みなら、漢方薬を使うこともあります。
その場合、五臓(肺・心・腎・肝・脾)のバランスや冷えなどを
確認して、その人に合った漢方薬が決まります。
数種類を試しても変化がない場合は、内臓の病気を疑います。

 以前、肺がんが強く疑われる浮腫みの方から相談を受けたことが
あります。当然、すぐに病院を受診するよう説明しました。
セルフメディケーションとはいえ、上手に私らを利用して欲しいと
思います。



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 薬剤師・公認心理師・スクールカウンセラー  廣橋 義和

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